ノート:広獣類
（ノート:野獣類から転送）
改名提案[編集]
野獣類から広獣類または猛獣類への改名を提案します。動物分類学では食肉目などを含む分類群Feraeは伝統的に猛獣類と訳されてきた歴史があり、一方で日本哺乳類学会（2003）は「猛獣」を採用せず広獣大目の和名を提案しています。Feraeはラテン語のferus（野生の・獰猛な）に由来するため「野獣類」と訳しうるかもしれませんが、専門的には見られない訳語（創作和名）である可能性があります。
野獣類という用語は、ウィキペディア日本語版ではローラシア獣上目の初版（2007年5月26日に利用者:Sionnach~jawiki（会話 / 投稿記録）さんによって作成）において使用されていますが、日本語の出典は見られず典拠は不明です。そのほかに分類群名に野獣を含むものとして以下のものがあります。
- ペガサス野獣類 Pegasoferae - ローラシア獣上目の初版に掲載。2010年4月19日に利用者:Hoistsail（会話 / 投稿記録）さんによって記事作成。
- 長谷川政美（2011）『新図説 動物の起源と進化』に「ペガソフェラエ Pegasoferae（ペガサス野獣類）」として使用例あり（44・150頁）。ただしウィキペディアでの使用（2007年）が先行しているためこれを真の出典とすることができません。本文や図説ではペガソフェラエが主体として使用されています。
- 野獣真蹄類 Fereuungulata - ペガサス野獣類の初版に「野獣真蹄類 Scrotifera」「食肉真蹄類 Fereuungulata」として掲載。2017年12月24日に利用者:スズマエ（会話 / 投稿記録）さんによって「野獣真蹄類 Fereuungulata」に対応変更。
- 船越公威（2020年）『コウモリ学―適応と進化』では「猛獣真有蹄類 Fereuungulata」として掲載。こちらの方が伝統的に使用されてきた「猛獣有蹄類 Ferungulata」を踏まえた適切な用語と考えます。
外部サイトではウィキペディアの影響を受けたとみられる「陰嚢野獣類 Scrotifera」なる語も出現しており、学術的に用いられない用語を記事名に用い続けるのは広範囲に影響を与える可能性が大きいのではないかと懸念します。--火乃狐（会話） 2022年3月22日 (火) 05:00 (UTC)
報告 提案から2週間が経過しましたが、反対意見がなかったため合意が成立したとみなして広獣類に改名しました。野獣類については循環報告の可能性があるため、2007年以前の出典が得られるまで本文中に使用しないものとします。--火乃狐（会話） 2022年4月6日 (水) 09:56 (UTC)
