ノート:自動利得制御

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

AGCにはPID制御は用いられていないと思います。 包絡線検波された信号はピーク検出され、この大きさにより、受信機のゲインが 制御されます。近距離の放送等の信号の場合、受信信号のピーク値は一定ですが、 選局時や、遠距離信号のように信号が強弱することがあるため、ピーク検出後の 信号は、一定の緩和時間で0に減少するように設計されます。 ピーク検出は信号レベルの上昇時と下降時で応答に非対称性を含むため、本質的に 非線形応答になります。従って、線形応答に基づくPID制御とは相容れません。