ノート:純愛

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「純愛ブーム」中で使用している語句「至上命題」について[編集]

誤字・誤用だと思い、議論せずに「至上命題」を「至上命令」に修正しましたところ、すぐに修正を取り消されましたので、こちらにて話題に上げさせていただきます。

  • Wiktionaryの「命題」の記載では、「「至上命題」は「至上命令」との混同による誤用」となっています。
  • 私が持っている4種類の国語辞典では、「至上命題」の使い方は掲載されていませんでした。
  • 小谷野敦氏の「頭の悪い日本語」(新潮社 <新潮新書> 2014年4月17日。新潮社の書籍詳細ページ)では、明らかな誤用として槍玉にあがっています。

以上のようなことから、私は、「至上命題」の語を誤用だと判断してしまったのですが、一方、近年この語の使用が増えてきているようにも感じております。 小谷野氏の書籍に対して、「既に市民権を得ている」というような反論がなされていないか、ネットで探してみましたが、見つかりませんでした。 しかし、小谷野氏の書籍が出版されてからの2年弱の間に、この語が急速に普及して、市民権を得ている可能性もあります。 また、私が持っていない国語辞典で、この用法を記載しているものがあるのかもしれません。 「至上命題」が誤用から始まったものであることは間違いないとは思っていますが、現在も誤用だと断言できるかについては、(すばやく「取り消し」を受けたことで)自信がなくなってきました。

ついては、私の修正を「取り消し」された大和屋敷様や、この語の使用を看過されてこられた皆様方が、この語の使い方を明記した辞書等をご存知でしたら、お教えください。 そのような根拠があるようでしたら、ここでの議論は終了して、Wiktionaryの「命題」ページで、記載修正の議論に移りたいと思います。 例えこの語が市民権を得たのがこの2年ほどのことであったとしても、使われ始めたのは5年以上前からですので、Wiktionaryの掲載除外規定(5年以内の新語)には当たらないと思います。

そして、もし、「至上命題」の使用が問題ないという根拠が見つからないようでしたら、誤用の疑いのある語ではなく、本来の用法「至上命令」に修正してもよろしいでしょうか。

よろしくお願いいたします。--Nnken会話2016年1月1日 (金) 17:17 (UTC)[返信]

「至上命令」の意味を誤解されている方もいらっしゃるようですので、こちらも参考にしてください。 「至上命題」「論理」誤用が多い日本語を小谷野敦氏が解説(小学館による雑誌記事の抜粋) --Nnken会話2016年1月2日 (土) 02:32 (UTC)[返信]
  • 学術博士の方が「誤用」と平然と述べてらっしゃるのは驚きですね。①該当箇所は引用元のある記述ですので引用元の記述にあわせるのが適切だと判断しました(仮にそれが「誤用」だとしても)②つぎに、その視点を除いた実質的な検討において、きほんwikipediaは権威主義なので博士号をもたれた方があえて誤用とおっしゃっておられるのですから「至上命令」でかまわないと思いますが、至上命題というのは「重要命題」「最優先命題」「根本命題」などとともに尋常に使用されてきた用語だとおもっていました。新聞ですと国民新聞 1938.5.13-1938.5.22(昭和13)「戦果の拡大と占領地域の建設工作と、この二つを併行して完遂すると云うことは至難なものに違いない。併しこれは我々の国力を悉く傾注しても為し遂げねばならない至上命題である。」読売新聞 1940.6.2-1940.6.7(昭和15)「しか戦争遂行の途上にあり、本年一月二十六日より無効となった日米通商条約廃棄後とみに物資の輸入確保が至上命題となった我国にとって之等各領の重要物資の輸出禁止ないし制限は看過出来ない。」大阪毎日新聞 1942.12.9(昭和17)「さらに産業経済の建設は満洲建国以来の至上命題であるとともに大東亜戦下内外情勢の逼迫に伴っていよいよその使命が高度化されるに鑑み、第二建設の最重点を産業経済の建設に置いたことは極めて当然のことである」 、国会議事録ですと昭和21年06月24日衆議院本会議・中野四郎「申すまでもなく食糧不安の克服は、當面の日本の政治の至上命題でありますが、解決の途は極めて分明、即ち食糧増産の一途あるのみであります」とあります。
  • たぶんですが「命題」という語を小谷野博士は論理学の視点だけで読み解いておられるのではないかと考えますが、戦前は一覧表の項目名のことを「命題(名題とも)」と表記することがあり、これは小学館デジタル大辞泉に採録されています(命題[1])。このばあい「優先命題」「最重要命題」「至上命題」というのは「いちばん最初に書き加えておくべきタイトル」といった程度の意味でしかなく、おそらくこれは現代人が常用している語義に沿うものだと考えます。
  • 尤も、以上の意見は私ごとき名無しのいちwikipedianが申し述べてもせん無きことでありまして、ここは小谷野博士の「誤用」説に従うのがwikipedia編集上適切な判断だと考えますが、「至上命令」「至上命題」という語をあえて使用せず編集してしまうのも手かもしれません。--大和屋敷会話2016年1月2日 (土) 06:57 (UTC)[返信]


大和屋敷様、早速の書き込みありがとうございます。70年以上の間使われてきたのであれば、もうそろそろ辞書に掲載されてもよさそうですがね。これは私の推測ですが、「至上命令」だと、戦時中に、本当の「命令」と混同する虞があるために使われだしたのが「至上命題」ではないでしょうか。もしそうだとすると、始まりが「誤用」だったというのもあやしくなってきます。「タイトル」の意味だという説明は、この材料だけでは、万人を納得させるには苦しい説明のような気がします。
「至上命令」の方は、小学館デジタル大辞泉にも「他のすべてに優先して行わなければならない事柄」とありますので、ここで使用して問題ないかと思います。
本題からずれますが、大和屋敷様の書き込みを見まして、この部分が本田透氏2005年からの引用だとおっしゃっているところがありますが、現状では、ここは「引用」とは見えません。「引用」とするからには、Wikipedia:著作権で保護されている文章等の引用に関する方針#引用の要件にあるように、カギ括弧を付けるか、インデントや枠を使って、はっきり引用部分を明示する必要があります。現状では、この部分は、大和屋敷様が本田氏の論旨を咀嚼して大和屋敷様の言葉で説明したものと読み取れます。本田氏の記述通りに記載されているとしたら、著作権の観点で問題になる書き方になります。引用部分が区別できるように書き改めるか、大和屋敷様の言葉に書き改める必要があるかと思います。
「至上命題」の方については、他の方の意見がないか、1週間ほど待ってみて、特になければ、該当部分を「引用」にされるなら、そのまま「至上命題」を使い、大和屋敷様の言葉になさるなら「至上命令」を使う、でよろしいのではないでしょうか。Wiktionaryの方を修正するだけの材料はないので、Wiktionaryの「命題」のノートに、このノートの概要とリンクを、後ほど書き込んでおこうかと思います。今後の議論のわずかな第一歩にでもなれば幸いです。--Nnken会話2016年1月2日 (土) 10:18 (UTC)[返信]