ノート:窒化銀(I)

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改名提案[編集]

窒化銀(I)ではなく窒化銀とし、en:Silver nitrideなどの言語間リンクを追加すべきものと思いますが、いかがでしょうか。また別件ですが、硝酸銀硝酸銀(I)に議論なく改名されたように[1]、酸化数を付加するようにプロジェクトで合意がなされているようでしたら、合わせて教えてください。--Tiyoringo会話2013年2月10日 (日) 07:56 (UTC)[返信]

  • 反対 改名の必要はないと思います。日本語版の慣例として化合物の記事名には酸化数を付加するのが一般的です(Template:銀の化合物を見るだけでも明らか)。
  • 言語間リンクについては、アジ化銀(I)en:Silver azideの例などに従い、酸化数の付加の有無にかかわらず追加して構わないでしょう。他言語版を確認しましたが、いずれも記事の主題は窒化銀(I)たるAg3Nですし。ということでこの記事と英語版に言語間リンクを追加しました。--113.42.219.90 2013年2月11日 (月) 01:50 (UTC)[返信]
    • コメント GOOGLE検索だけが全てではありませんが、窒化銀(I)での検索結果がわずか5件で、[2]以外はWikipediaに記事があることによるものです。酸化数が異なる化合物がある場合や、議論での合意で酸化数を付加しましょうとプロジェクトで合意がされているならば、わかります。書籍などでも、ほとんど利用しない表記である場合は、Wikipediaでそうした表記は控えるべきではないでしょうか。--Tiyoringo会話2013年2月11日 (月) 02:20 (UTC)[返信]
コメントプロジェクト:化学#化合物のIUPAC名表記についてでは無機化合物の記事名はIUPAC系統名とするようになっていますね。無機化合物のIUPAC命名規則[3]を確認しましたところ不確実性が無い場合には酸化数の併記を推奨する (p.77 IR-5.4.2.2)とあり、使ってはいけない場合に関しては酸化数が整数にならない場合や酸化数に不確実性がある場合といったケースしか書かれていないようです。例として挙げられているFe2S3がdiiron tris(sulfide), or iron(III) sulfideとなっていますから、これに準じればIUPAC系統名は窒化三銀 (trisilver nitride)もしくは窒化銀(I) (silver(I) nitride)になるかと思われます。硝酸銀に関しては、日化辞によれば体系名は硝酸銀(I)、硝酸銀は慣用名になっています。日化辞の体系名は「IUPAC命名に準拠し、日本化学会が定める字訳規則に従って日本語の体系名として記述しています。」とあるので、改名自体はそれで問題ないように思います。ただ、プロジェクト:化学#化合物のIUPAC名表記についてには付記として「すでに存在する項目・記述については、上記各条の適用は期限を定めないで保留する。記事改名や多数の記事に対する名称の置換をする場合は、各個にノートなど適切な場所で提案して合意を得てから各条を適用した化学物質名に改める。」とあり、硝酸銀の記事が立項されたのが2004年、プロジェクト‐ノート:化学/過去の議題/化合物のIUPAC名表記についてにおいて合意が取られたのが2007年であることを考えれば、改名に際して事前議論が無かったことに関しては100%正当とは言い難い面もあるかと思います。
従いまして、「酸化数を付加するようにプロジェクトで合意がなされているようでしたら、合わせて教えてください。」という点に関しては、プロジェクトの合意としてはIUPAC系統名を採用することになっており、IUPACの命名規則では酸化数を併記することを推奨するようになっているので、それらを併せると結果的に酸化数を付加した記事名を採用することになる、ということかと思います。--重陽会話2013年2月11日 (月) 07:30 (UTC)[返信]
あいや、レッドブックでは組成を明示するために価数または酸化数を付ける方法があると説明してはいますが、必ずしも付けることを推奨するものではないと思います("It is possible to provide information on the proportions of the constituents in names by using...", IR-5.4.2.2)。括弧に入れたローマ数字で酸化数を付ける方法は Stock nomenclature に由来するものです。それでたしか、複数の酸化状態が可能であるなどの必要な場合を除き、酸化数は付けないことになっていたかと思います(英語版の記事にも書いてあります)。NaCl を「塩化ナトリウム(I)」 とは普通書かない、というのがその例です。ただ、今のところ出典を見つけられていないのが申し訳ないところです。とりあえず、銀も特殊な例を除いて酸化状態は通常+1なので、(I) はつけなくともよい、ということになる気がしています。--Calvero会話2013年2月11日 (月) 11:22 (UTC)[返信]
It is possible...の後に続く同じ段落の最後の文に「"It is advisable to use oxidation numbers..."」とありますから、酸化数に不確実性が無い場合に限り酸化数の併記を推奨するということなのではないでしょうか?感覚としては酸化数の異なる物質が無いのであれば酸化数表記は付けないというのはその通りなんだろうとは思うのですが、そのような規定があるというような裏付けは探しても見つからず仕舞いでした。別観点で言えば、銀はアルカリ金属ほど2価3価が例外的な訳でなく、1970年代の知見であるコットンウィウキンソン無機化学ですらフッ化銀(II)やフルオロ硫酸銀(II)、銀(III)ポリフィリン錯体などが挙げられているぐらいですから、付けなくても構わないとまで言い切れるのかは疑問が残る部分ではないかなとも思います。科学技術振興機構の運営する日化辞で硝酸銀(I)が体系名、硝酸銀は慣用名になってたりという例もあるので、調べれば調べるほど銀化合物に関して酸化数を付記することがそこまでおかしなことであるとも思えなくなってきたということもあります。ちなみに窒化銀は日化辞では慣用名が窒化三銀、体系名は空白になっていますね[4]。兎角、本記事の改名は他の多くの銀化合物の記事名にも影響を及ぼす話でもありますので、確実な裏付けを探して慎重に進める必要はあるかと思います。--重陽会話2013年2月11日 (月) 16:09 (UTC)[返信]
硝酸銀を改名した者です。改名の理由としては、シュライバー・アトキンス無機化学、コットン・ウィルキンソン無機化学、無機化合物・錯体辞典など、複数の書籍で2価の銀化合物が記載されていたためです。特に無機化合物・錯体辞典には1価のものを含めたほとんどの銀化合物に酸化数表記がついており、また、化合物テンプレートを作成する際参考にしていたため、価数の違う化合物を並べる場合に区別せねばならないと思ったということもあります。しかし、やはり議論した上で改名すべきだったと反省しています。申し訳ありませんでした。
この化合物の酸化数表記についてですが、重陽さんも仰っているようにほかの銀化合物の記事名にも関わりますし、もしかすると別の元素にも同様の事例がないとも言い切れないので、ウィキプロジェクト化学で議論したほうがよいかもしれません。--CCoil会話2013年2月12日 (火) 09:48 (UTC)[返信]
酸化数を付けるかどうか微妙になるのは、銀か亜鉛くらいのような気もします。プロジェクトのほうで議論したほうがよいかどうかは…どうだろう、とりあえずコメントを返してしまいますが…。
レッドブックのIR-5.4.2.2については、採りうる二つの方法のうちでは価数のほうが基本的に推奨で、酸化数は不確実性が無い場合に限り使用可、ということではないかと思います。さらに探してみたところ、ウェブサイト[5]と初学者向け教科書[6](128ページの表と129ページ)[7](172ページ囲み)がみつかりました(教科書はどちらも著者に Steven S. Zumdahl が含まれている)。また、東京化学同人の化学辞典と、丸善の標準化学用語辞典に Ag3N は収録されておらず、かわりに AgNO3 を見ると、どちらも酸化数は付していませんでした(「硝酸銀」の見出し)。どうも、酸化数を付ける/付けないでどちらかのみが正しいということはない、というふうに思われます。専門性が高くなるにつれ、+2以上の酸化数の存在がより認知されるようになってのことか、Ag+ でも明確化・正確さのため酸化数を付記するようになっていく、という感じなのではないでしょうか。--Calvero会話2013年2月12日 (火) 14:12 (UTC)[返信]
Ag3Nで表される物質の日本語名という点では窒化銀(I)あるいは窒化三銀がより厳密で妥当なところだろうと考えます。重陽さんも仰るように銀化合物には2価、3価化合物は少なからず見られ、対してナトリウムなどアルカリ金属は稀に-1をとることも有り得る程度のところです。亜鉛やカドミウムもZn22+といった+1の酸化数も不安定ながらとり得るようです。化学便覧の銀化合物の化合物名では(I)や(II)などを付している場合や無い例もあり、そこまで厳密に扱われている様にも思えません。
窒化銀ですが、この物質は雷銀の中に銀イミドや銀アミドなどとの混合物と思われている程度の知見しかなく、純粋な状態のAg3Nが存在するかさえ怪しいところです。現状の記事の生成反応も誤りですし、出典もなし。--As6022014会話2013年2月13日 (水) 03:44 (UTC)[返信]
酸化数を付けるか付けないかはどちらが正しいというものはなく、現実問題としてそこまで厳密に扱われていないということについて納得しました。ただそうなると、じゃあ記事名はどうしようかという点が非常に難しくなってきますね。共立の化学大辞典では窒化銀の項は「窒化銀はベルトレーの雷銀とも呼ばれる」というような書かれ方をしていたように雷銀の説明まんまでしたし、英語版のSilver nitrideもテンプレート内の別名が「fulminating silver(=雷銀)」になっていたりと、いろいろ錯綜しているようです。純粋な物質としての知見が少なく記事内容もそう充実していない現状では、記事名に関しては一旦棚上げにしてこの記事は雷銀へのリダイレクト化でいいのではないかなと感じました。英語版から訳して加筆するにも、危険性の節の内容は結局雷銀と同一ですし、歴史節も雷銀、雷酸銀と窒化銀の混同の説明だけで、雷銀の記事でまとめて説明した方が理解しやすそうな気もします。ちょうど窒化銀もこの記事でなく雷銀へのリダイレクトとして立項されているようですね。--重陽会話2013年2月17日 (日) 03:42 (UTC)[返信]
リダイレクト化案の提示後、特にご意見いただけていませんがどうでしょう?リダイレクト化が最適な解決法かあまり自信もないので、ご意見をいただけないままリダイレクト化してしまうのは少し悩みます。--重陽会話2013年3月2日 (土) 13:57 (UTC)[返信]
今の時点での内容でしたら、リダイレクト化でよいと思います。書くことが重複するのでしたら、同じ項目になっていたほうが読者に親切と思います。--Calvero会話2013年3月3日 (日) 13:39 (UTC)[返信]
この論文Edward S. Shanley(1991)に酸化銀のアンモニア溶液から生成した結晶を窒化銀と仮定して、生成自由エネルギー変化を314.4±2.5 kJ/molと算出しているようですが、現段階では単独項目に値するほど記述できるものとも思えません。リダイレクト化でよいでしょう。--As6022014会話2013年3月4日 (月) 08:16 (UTC)[返信]
ご意見いただきありがとうございます。少し間が空いてしまいましたが雷銀へのリダイレクト化としました。--重陽会話2013年3月24日 (日) 05:30 (UTC)[返信]