ノート:磁化

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

自分で調べろとか直せとか言われそうですけど、自信が無いので…

  1. 物理量としての磁化と言うところがよくわからないのですが、こんな用法有るのですか?物質の周りに誘起される磁場と言うのでは、物理量というのとはちょっと違う気がしますし、磁気モーメントであればわざわざ磁化などと言う混乱を招く用語を使うことはないと思うのですが。外部磁場に対してどれくらい磁化されるのかという物理量のことであれば、磁化率と言う用語がありますし、いまいち釈然としません。
  2. 強磁性体の自発磁化の冒頭、一般の物質となっていますがこれは常磁性体や強磁性体に限ったものではないですか?反磁性体も同様に結晶レベルでは磁化しているのですか?また、「磁化を持つ」と言う言い方は物理量としての用法なのでしょうがこの場合は磁気モーメントを持っていると言う風にいえば足りるのではないですか?だいたい、磁場が無くても磁化を持つという記述は、冒頭の物理量としての磁化の定義と矛盾するように思います。また、この記事の全体を通じて、外部から与えられた磁場と、自分自身の磁気モーメントによって生じる磁場が区別されていないように思いました。
  3. 残留磁化の説明において、ヒステリシスと言う用語やヒステリシス曲線への言及があっても良いのではないかと思いました。

電磁気学や物性に詳しい人による加筆を望みます。 yhr 2005年1月23日 (日) 04:28 (UTC)[返信]

私の思うところで磁化といえば、「磁化する」という現象、そして「磁化」と呼ばれる量があります。「磁化」は物質に磁場をかけたとき物質内でおこる磁気的な分極です。電場をかけたときの電気分極Pと似たようなものです。しかし物質の周囲に作る磁場という定義は私は聞いたことがありません。
「磁化」の実態は磁気モーメントと変わりないですが、意味は違うようです。EMANの物理学を見てください。結晶レベルでは「磁化」ではなく磁気モーメントというべきかもしれません。
つまるところ、磁場をかけたときに物質のもつ磁気分極のことを物質の内部構造は考えないマクロな量として「磁化」といい、その正体を探ると個々の原子が持つ「磁気モーメント」に行き着くという感じだと思います。Syatex 2005年1月24日 (月) 03:11 (UTC)[返信]
まず、あれからいろいろ調べてみてわかったことですが、「磁化」と呼ばれる物理量は存在しました。ただし、現在の定義とは少し違って、「単位体積あたりの磁気モーメント」を指す言葉のようです。また、「磁化ベクトル」と言う風に呼ばれることのほうがおおいようだとも感じましたがこれはサンプリングの誤差も含むので現時点ではPOVです。
「単位体積あたりの磁気モーメント」と磁束密度Bは非常に関係が深い量ですから、現在の定義の前半は正確さの点で問題があるとはいえ間違いとまではいえないと思いました。しかし、磁気モーメントと同一視できるような定義は発見できませんでしたので、後半部分については訂正が必要だと言うのが現在の僕の考えです。
「EMANの物理学」の記述の範囲でも、僕の調べた範囲でも「磁化はマクロな量で磁気モーメントはミクロな量」と言う説明は発見できませんでした。現在の僕の理解では、ある体積のうちに存在する磁気モーメントの量(もちろんその体積のうちで打ち消しあうようなものはカウントしません)とその体積を貫く磁束の量が対応する概念であり、それらを単位体積あたりに換算したものが磁化ベクトルであり磁束密度なのだと思います。
で、この「磁化」ないしは「磁化ベクトル」と言う物理量を、砕けた表現で示すならばずばり「磁石の強さ」であると思います。「磁化とは物質が磁石になる現象」のことであり、同時に「その磁石の強さを表す物理量」であると言う説明はどうでしょう?「単位体積あたり」と言う要素が抜けているのであまり良い説明とはいえませんが「アルニコ磁石とネオジム磁石はどちらが強い磁石ですか?」という質問における「磁石の強さ」とはまさしくこの磁化ベクトルの大きさ(より正確には残留磁化として達成し得る最大の磁化ベクトルの大きさ)のことであると思います。yhr 2005年1月24日 (月) 22:04 (UTC)[返信]

Syatexさん、大幅な加筆修正お疲れ様です。全体的に、以前より正確さが増し、わかりやすい説明になっていると思います。
ただ一点、強磁性体の説明の中で、一般の物質はすべてミクロ単位では磁気モーメントを持っているという記述ありますが、反磁性体についてはどのようにお考えでしょうか?もちろん、電子・核子のレベルまで見ればすべての物質が磁気モーメントを持っているといえますが、反磁性体の場合原子のレベルでは通常磁気モーメントは現れません。また、電子や核子が持つスピンは、マクロな磁性にはあまり関係がないという風に理解しています。yhr 2005年2月5日 (土) 06:56 (UTC)[返信]

強磁性体の自発磁化のところは、やはり説明がわかりにくいと思います。特に、二段落目の一般の物質が何をさすのか良くわかりません。すぐ下で磁区などに触れているところから考えても結晶性の物質をさすのでしょうけど、それならそうと明記すべきではないでしょうか。また、上で僕が指摘している反磁性のみを示す物質の場合はどうなるかということについての説明も必要かと思われます。ただ、僕が探した範囲では、マクロな反磁性のみを示す物質の振る舞いが、結晶ののレベルでどのように解釈されるのか、いまいちよくわかりませんでした。yhr 2006年2月3日 (金) 17:43 (UTC)[返信]