ノート:病理地理学

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記事名そのものが独自研究と思われます[編集]

LTA:HEATHROWによる編集のリバート等を行って気になったのですが、「病理地理学」という用語自体が独自研究と思われます。CiNiiで検索しても何もヒットせず。『地理学辞典』『人文地理学辞典』『最新地理学用語辞典』『人文地理学事典』で索引を検索しても「病理地理学」はヒットしません。一方、「疾病地理学」や「医学地理学」で調べればヒットします(例えば『人文地理学事典』のpp.560-561は「疾病地理学」で項があります)。

私自身、この分野に詳しくはないのですが、記事を立項するのであれば「疾病地理学」で記事を作成すべきだろうと考えています。今後、「疾病地理学」の記事が独立記事として編集有資格者により正常に作成されたとしても、リダイレクトとして「病理地理学」を残すことも個人的には不適切なのではないか?と考えており、ケースEとして削除依頼を行うべきではないかと考えています(なお病理地理学で記事としての意味のある版は地理学からのほぼ転記のみなので、改名をして跡地リダイレクトの削除の作業に有用性は見いだせないと思いますし、転記元の記述自体が無出典であり、Wikipedia:検証可能性の観点から問題があります)。この件について、ご意見をいただければ幸いです。

なお、en:Medical geographyに当たる記事は「医学地理学」と私は考えています(このことは『人文地理学事典』の索引で英日用語の対応関係は検証できます)。--郊外生活会話2020年10月16日 (金) 17:29 (UTC)[返信]

返信 (郊外生活さん宛) お疲れ様です。郊外生活さんのおっしゃる通り、記事名は「疾病地理学」もしくは「医学地理学」が適切だろうと思います。

地理学の論文で「病理地理学」として紹介されたケースは、辻村 (1954)[1]のp.184において「メディカルジオグラフィー」の訳として使われた一件のみです。
ただ、それ以降の論文で私の調べた範囲では「病理地理学」としての言及は一切なく、辻村 (1954)は日本において"Medical Geography"の概念が無い状態でつけられた一時的な訳なんだろうと思います。したがって、現状リダイレクトとなっていますが、リダイレクトを残さずに削除をしても問題はないかと思います(辻村 (1954)を以てリダイレクトを残す余地はありそうですが)。
さて、「疾病地理学」「医学地理学」について年代ごとの言及数を以下に纏めます。
言及数(Cinii検索)
年代 疾病地理学 医学地理学
学会誌 学会発表 紀要論文 学会誌 学会発表 紀要論文
2020年代 0 0 0 1 2 0
2010年代 0 2 1 2 3 0
2000年代 0 0 0 0 0 1
1990年代 0 0 0 2 0 1
1980年代 0 0 1 3 0 2
1970年代 0 0 1 4 0 3
1960年代 1 0 0 6 0 0
1950年代 11 0 3 1 0 0
1940年代 6 0 0 0 0 0
Ciniiで拾える分についてまとめました。こうして見ると"Medical Geography"にあたる研究は、1950年代までは「疾病地理学」と訳を当てるのが趨勢だったようですが、それ以降は「医学地理学」の方が言及数が多くなっています。よって、この主題に関する記事を作成する場合は「医学地理学」が適切なのかなぁ...と思いました。--サノマール会話2023年4月30日 (日) 03:54 (UTC)[返信]
  • コメント 調査・コメントいただきありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。別理由で即時削除が適用可能になったので、記事名が適切でないこと、リダイレクトも積極的に残すべきでないことも考慮して即時削除タグを貼り付け、削除されました。--郊外生活会話2023年9月1日 (金) 12:37 (UTC)[返信]

脚注

  1. ^ 辻村太郎「外国地理学の現状」『地学雑誌』第63巻第3号、1954年、183-188頁、doi:10.5026/jgeography.63.3_183