ノート:海軍機関科問題

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この記事への疑問[編集]

「日英米以外についてもあるはずだが」とのことですが、元々機関将校への差別がイギリス海軍とその制度をそのまま輸入した日本海軍以外で見られたのでしょうか?蒸気船が登場した頃には、アメリカやフランスの海軍の方が制度面では進んでましたし。そして、イギリス海軍の問題に関しても「兵機一系化」と称されるのでしょうか?そもそも日本以外に於ける事象をこの記事で一緒くたに扱うことに疑問を感じます。ここは旧日本海軍に於ける問題についての記事とするべきだと思います。「イギリス海軍」の節は「元凶となったイギリス海軍での取り組み」として扱うべきでしょう。とりあえず、「根本的な問題は元々なかった」っていうだけのアメリカ海軍については節を下にもって行きました。日本を下にすれば”国際化”だというのは甚だしい勘違いです。

それと記事名ですが、この問題を指す言葉として「兵機一系化」というのは一般的なのでしょうか?「機関将校の待遇改善」とか、旧日本軍に関しては「機関科問題」の方が一般的なようにも思えます。--uaa 2011年11月22日 (火) 20:12 (UTC)[返信]

一点目、日本以外の事例に関して。機関科士官に関する差別問題は、少なくとも帝政ドイツ海軍でもあったはずです。また、アメリカ海軍に関しても、一系化がされたのが早かったのは事実ですが、米西戦争前には教育も別にされており、「根本的な問題は元々なかった」というわけではありません。アメリカ海軍を日本より上に配置する構成にしたのは、本文にも触れるように日本海軍での改革がアメリカ海軍での改革に刺激された側面があるためです。先に参考とされたアメリカ海軍の事例を説明しておいた方が、理解の助けになると考えました。
日本以外の各国での機関科差別に関する問題を同記事で扱うべきかですが、そもそもイギリスからの輸入制度に関する問題で、イギリス海軍とは切り離すべきでありません。また、日本での動きはイギリス海軍やアメリカ海軍での改革に影響を受けている面が多々あり、イギリス海軍での動きもアメリカ海軍に刺激を受けた面があるなど、展開過程でも相互に関連性が見られます。『海軍反省会』や中村論考など、参考文献でも英米の事例と対比しつつ日本の問題を論じており、基本的に同じ問題であると捉えられています。
二点目、記事名について。たしかに「海軍機関科問題」あたりのほうが適当かもしれません。明確な定義をする文献が見当たらなかったのですが、一系化とすると厳密には教育統合のことを指すような印象があります。ただ、「兵機一系化」で執筆依頼が出ていたこと、内容的に教育問題だけを切り離すのは不適当と思われたことから、とりあえず現在のような状況になっています。--Snlf1 2011年11月23日 (水) 06:22 (UTC)[返信]
(追記)改名提案を出しました。--Snlf1 2011年11月23日 (水) 07:46 (UTC)[返信]
「海軍機関科問題」への改名には賛成です。
「根本的な問題」というのはイギリスような社会的な階級差別のことで、アメリカや革命後のフランスにはなかったので統合にも抵抗が少なかっただろうということです。いずれにせよ、このように社会的背景、改革の動機やプロセスなどが異なるものをさも同じように扱うことには抵抗がありますね。そもそも、「海軍機関科問題」とか「兵機一系化」に対応する英語とかあるのでしょうか?他国でも似たような動きがあり、その影響を受けたにせよ、これらは日本海軍ローカルのゴタゴタを指す言葉であると私は認識しています。似て非なる他国の動向を同列に扱うべきではないでしょう。確かに、イギリスやアメリカに関する記述は欠かせないでしょうが、あくまでも日本海軍ローカルの問題であった「海軍機関科問題」の背景として扱うべきだと思います。先頃Template:国際化の注意書き「適用すべきでない場合」に「同一であるかのような誤解を生じる惧れが高い場合」という一文を追加しましたが、Wikipedia:日本中心にならないようににもそれなりの注意書きが必要かもしれませんね。--uaa 2011年11月23日 (水) 19:06 (UTC)[返信]
中村(1984年)は、「機関科問題」をイギリス海軍の“Engineer Question”の訳語であるとしています(98頁)。繰り返しになりますが、複数の参考文献で一緒に対比しつつ取り上げている問題であり、これら専門家らによって基本的に同じ問題と捉えられています。一個の記事に記載すべき内容です。--Snlf1 2011年11月23日 (水) 23:54 (UTC)[返信]

報告 改名実施しました。--Snlf1 2011年11月30日 (水) 13:53 (UTC)[返信]