ノート:朝日文字

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朝日字体が正式で、朝日文字は俗称である、という根拠はあるのでしょうか。或は、朝日字体のほうが正確な用語であるという根拠はあるのでしょうか。どちらもないのでしたら、より多く使われているようにおもわれる(Googleの検索結果と私の感覚を根拠にするならば)朝日文字に移動しませんか? 1週間ほどご意見を待って決めたいとおもいます。 Kzhr 2007年1月18日 (木) 14:15 (UTC)[返信]

1月14日の朝日新聞において、朝日新聞自身が「朝日字体」と表現していることが根拠のひとつになると思います。朝日新聞による命名です。もうひとつ、これは独自の「文字」ではなく、漢字という文字のひとつの「字体」であります。楷書体、行書体、てん書体などの、書体のひとつでしょう。漢字、キリル文字、アラビア文字、のような、文字としてひとつの体系をなすものではないですよね。ですから、朝日新聞自身が「朝日字体」と命名していることに間違いはないのだと思います。第三者が、朝日文字と表現することはあるかもしれませんし、実際そのような用例が多いかもしれませんが、字体であるという性質に着目して考えれば、朝日文字字体が正当でしょう。--PeachLover ももがすき。 2007年1月19日 (金) 00:47 (UTC)[返信]
1/14付の朝日新聞を見てみましたが、字体変更に関する記述はみつけられませんでした。1/9付の発表以降当日までこの件にふれたものはないように思いますが、どこにあったかご教示くださると幸いです。
朝日新聞による命名、と仰るので見直してみましたが、1/9付朝刊1面において字体変更の告知[1]があったときには、「朝日文字」「朝日字体」のいずれもつかっていなく、1/15付朝刊で変更されたときの1面には、「表外漢字の字体一部変更」[2]との見出しで、本文には「常用漢字表にない漢字(表外漢字)の字体を一部変更します」[3]とあります。11面の特集には、「朝日新聞社は表外漢字の字体を変更します。本社が1950年代から使ってきた「鷗→鴎」「檜→桧」などの簡略字体は「朝日字体」と呼ばれ……」「今回変更する「朝日字体」はその表外漢字の部分ですが……」[4]とあり、「命名」といえるかは疑問です[5]
朝日に限ったことではないし、また「字体の変更」であるのに朝日文字と呼ばれたのは、朝日新聞への批判・非難のためで、JISの場合は拡張新字体と揶揄されましたし、サヨクの字はまたそれでからかわれたもので、その略字字体はあらたに発生したものではないのに、当用漢字字体表という規範に外れる行為は揶揄されたのでした[6]。よって、「字体の問題であるから字体とするがよい」というのは当らないと考えます。
それで、朝日文字と朝日字体とでどちらが普及しているかなのですが……これはあいかわらず資料がありませんので腰折れですが一番最初の意見を繰り返すにとどめます。 Kzhr 2007年1月19日 (金) 16:38 (UTC)[返信]
  1. ^ 「朝日新聞」2007年1月9日朝刊1面。see also: Mac OS Xの文字コード問題に関するメモ - 朝日新聞の字体変更
  2. ^ 前掲2007年1月15日朝刊1面
  3. ^ ibid.
  4. ^ 前掲朝刊11面
  5. ^ 本論から外れるので註に書きますが、朝日が命名をするようなものかも疑問です。朝日文字とは、「建前上使わないことになっている表外漢字の字体は〔註: 「活字を簡略な手書き文字に近づけた、当用漢字字体表」には〕示され」なかったので「それを補おうとした」ものであり、また「……簡略字体は……他の新聞社も一時期、採用し」「常用漢字にも適用され、パソコンなどの情報機器にも採用された」(ibid.) ものであるため、朝日新聞の所有物ではないのです。それは高島俊男『漢字と日本人』(文藝春秋〈文春新書〉、2001年10月)7-9ページや、竹林明さんの談話(2000年9月22日付紙面初出)にあるとおり、「勝手に作ったのではなく、ふるい手書き文字を参考にし」たものとあることからも朝日に独特であったのではないと知られ、朝日に代表させられていたがために朝日文字、或は「朝日字体と呼ばれた」(前掲11面)のに過ぎません。本論から外れることを続ければ、字体と書体は異なり、明朝や隷書は書体と呼ばれるもので、今回問題になっているのは正字とか康煕字典体とかのほうです。さらに外れれば、結語が「字体であるという性質に着目して考えれば、朝日文字が正当でしょう。」というのはtypoですよね。
  6. ^ 府川充男『聚珍録』第1巻、三省堂、2005年3月、906ページなど。笹原宏之『日本の漢字』岩波書店、2006年1月。

失礼、1月15日の誤りでした。書体については認識誤りですので削除します。さて、これが「文字」であるのか、既存の文字(漢字)の字体のひとつ(康煕字典体など、そうした字体の一種)とみるかが、項目名を考える際の指標となるでしょう。仮に「命名」といえるかは不明であっても、現実に創出した朝日新聞が「朝日字体」といっておりますし、「字体を変更する」といっています。出典として上記に明示していただいた資料を見ると、これは漢字の一字体であることは明白だと思うのですが。朝日文字と表現するかどうかは表現者の自由だと思いますが、文字を作ったと認識するだけの根拠もありません。自体の問題であることは少なくとも明白です。朝日文字という言葉はリダイレクトとすれば問題ないと思いますが。--PeachLover ももがすき。 2007年1月20日 (土) 05:13 (UTC)[返信]

ええと、これが「文字」か「字体」かというのは議論の対象ではないというのを上でご説明したつもりだったのでしたが……。この項目は、拡張新字体あるいは漢字の簡略としてまとめて扱われるべき内容なのを、朝日新聞のもちいた簡略字体が特に注目され攻撃されたために朝日文字として述べられているわけで、仰る「創出した」もまたあたらないと考えます。すなわち、「正しい名称」というのはなくて、どちらが普及しているかのみをみるべきであるというのが私の意見なのですが……。 Kzhr 2007年1月20日 (土) 12:52 (UTC)[返信]