ノート:持ち上げ凝結高度

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対流凝結高度と記事を分ける件[編集]

持ち上げ凝結高度と対流凝結高度は、ほとんど似たような事なのですが若干意味が異なるので、できれば記事を分けてはどうかと思います。あるいは「CCLとの違い」といった項をこの記事の中に含めてもいいかもしれません。

その違いは、THE DIFFERENCE BETWEEN THE LCL AND CCL (適当な日本語サイトを知らないので英語なのですが…)を読んでいただけると分り易いと思います。

LCLは空気塊が何らかの外力によって持ち上げられる場合に適用されるもので、従って、現に地上にある空気塊の気温と露点から出発して持ち上げて、その空気塊が飽和する高度を求めたのがLCLです。

CCLは空気塊が外力によって持ち上げられない場合でも、地上で空気塊が加熱されて温まると浮力が働いて上昇するようになる場合(つまりは対流)を考えたものです。CCLは地上の空気の露点から等混合比線に沿って上昇していって、実際の気温鉛直プロファイル(ゾンデ観測の気温)と交わった点の高さになります。そしてその点から乾燥断熱減率の線に沿っておろした線が地面と交わる点の気温が「対流温度」です。地上気温がこの対流温度に達したときを仮定して、その条件から出発して空気が飽和する高度、その場合は先ほどのCCLになるという事が納得されると思います。 つまり、CCLは現に地上にある空気の気温から出発して求めるものではなく、上記のような「対流温度」まで地上気温が上昇した場合を仮定して、その仮定の状態から持ち上げた場合に、凝結が始まる高度を示しているのです。

『雷雨とメソ気象』(大野久雄[著])5.3.4節でも、CCLと対流温度の意味が若干説明されています。 --Silverpenguin 2009年9月21日 (月) 04:00 (UTC)[返信]