ノート:定常波

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定在波への改名提案[編集]

学術用語集物理学編では定在波が収録されています。この項で説明されている一般の物理的定在波に関しては定在波という項名の方が適しているのではないでしょうか。 -- ktns会話2016年6月10日 (金) 17:39 (UTC)[返信]

今のウィキペディアで、項目名の選択においてどの資料を参考にするのが適当か把握していませんし、少し古い資料で恐縮なのですが、手元にある高等学校物理の検定済み教科書ではすべて「定常波」となっています。
調査済み教科書は以下の通りです。
・高等学校物理I 啓林館 平成14年3月10日検定済み
・物理I 東京書籍 平成14年3月10日検定済み
・高等学校物理I 三省堂 平成14年3月10日検定済み
・改訂版高等学校物理IB 数研出版 平成9年1月31日検定済み
なお、現行の『高等学校学習指導要領解説(理科編)』には「波の重ね合わせや独立性,定在波(定常波)についても,観察や波形の作図などにより扱う。」と、定常波の方が括弧書きになっています。
大学教養レベルの教科書である『物理学の基礎 加藤正昭著 サイエンス社 1996年12月10日初版/1999年1月25日初版第4刷』には、「定在波」として載っていて、「定常波」と言う表記への言及はありませんでした。
物理学科向けの教科書等では、そもそも波動に関する一般論を扱っている書籍を持っていないので調査しきれませんでしたが、機会があれば探してみようと思います。
少し趣を変えて音響学に近い用例としては、『楽器の物理学 N.H.フレッチャー/T.D.ロッシング[著]岸憲史/久保田秀美/吉川茂[訳] シュプリンガー・フェアラーク東京 2002年10月8日発行』において、「定在波」表記を見つけました。
これらの記述をどう判断するかは、ウィキペディアの物理分野で現在活動されている方の意見を中心にまとめればよいと思います。 --yhr会話2016年6月13日 (月) 12:46 (UTC)[返信]
(追記)琉球大前野先生の講義録では「定常波」表記ですね。 --yhr会話2016年6月13日 (月) 14:05 (UTC)[返信]
2016/6/14時点の論文検索では、J-STAGE : "定常波" - 1,601件, "定在波" - 2,911件、CiNii "定常波" - 261件, "定在波" - 1,078件、[Google Scholar]] : "定常波" - 約2,720件, "定在波" -約10,600件でした。単純に件数の多いものにすべきとは考えませんが、参考にすべき数字と考えます。なお、各検索結果共に、定常波/定在波両方でヒットしている論文もあると考えられます。--小宮山広明会話2016年6月14日 (火) 04:45 (UTC)[返信]
霜田光一氏がこのテーマについてエッセイを書いています。(霜田光一「定在波か定常波か,または停立波か(談話室)」『物理教育』第48巻第6号、2000年、550頁、2016年6月30日閲覧 )それによると、定在波(standing wave)と定常波(stationary wave)は元来異なる対象を指すものです。高校物理に出てくる弦の固有振動と、いわゆる「停立波(媒質の流れと逆方向に進行する、一見静止して見える進行波)」を呼び分けるためにこれらの用語があるそうです。しかし、どちらの用語をどちらの波に割り当てるかは統一されておらず、文献によって(言語、時代、著者によって)まちまちだということです。元々の混乱に加えて、「停立波」が限定的な状況でしか起きないということもあり、昨今ではそれらの用語の区別は意識されないようになった、と私は受け取りました。
文科省(JST)管轄の指導要領と学術用語集が「定在波」を推奨しているなら、いずれは定在波に統一されるかもしれませんが、今のところは慣用的に両者が併用されていると考えていいのではないでしょうか。たとえば、『物理学辞典 三訂版(培風館)』では「定在波(standing wave)』が見出し語、「定常波(stationary wave)」がリダイレクトになっているのに対し、現行の高校教科書ではその逆で「定常波(定在波)」の併記が主流のようです。--Deer hunter会話2016年6月30日 (木) 08:02 (UTC)[返信]
コメント 学術用語集物理学編では、"standing wave"の訳語は「定在波」ですが"stationary wave"の訳語は「定常波」です。土木工学編、海洋学編、地震学編、船舶工学編、建築学編はどちらも「定常波」です。学術用語集では"standing wave"については「定在波」と「定常波」が並立していますが、"stationary wave"については「定常波」しかないようです。--アルビレオ会話2016年7月19日 (火) 00:57 (UTC)[返信]
海洋学編と船舶工学編において「定常波」と呼ばれているのは、波束の形が変化しないまま進行する波のことであって本項で解説されている「定常波」とは異なるのではないか、というのが私の意見です。海洋において移動しない定在波が生じるとは思えないというだけで根拠はないのですが。 -- ktns会話2016年7月19日 (火) 04:17 (UTC)[返信]