ノート:内部補助

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記事内容についてコメント[編集]

GA選考にコメントしようと思ってましたが間に合わなかったので、こちらにコメントします。今後の記事改善に繋がればと存じます。

1.記事名。内部補助・内部相互補助は管理会計でも使用する用語ですが、本記事は経済学の視点に留まっています。本記事でも管理会計の観点についても言及するか、記事名「内部補助(経済学)」と経済学に限定したほうが良いと思います。

2.冒頭部。「複数の製品やサービスの間で共通して発生する費用をどのように各製品・サービスに配分するかについては複数の方法が考えられるので、各事業分野の損益計算は簡単ではなく、したがって内部補助にあたるかどうかの判定も難しいとされる。」が、言葉を濁した表現になっています。この部分が誰かの見解であれば出典を付けて帰属化すべきでしょうし、そうでなければ管理会計の費用配分方法の記述を加えたり、判定テスト方法も複数挙げて(下記)もっと明確に書くべきと思います。

3.内部補助判定テスト。記事ではG.J.ポンソンビーの方法しか記述がありませんが、交通経済学の教科書を読むと複数の方法(内部補助をめぐる若干の考察の論文によれば5種類)があり、網羅性に欠けると思います。各方法の違いについて言及すべきかと。またG.J.ポンソンビーはこの分野で代表的な研究者なのでしょうか?どんな人物か分かるなら注記したほうが良いと思います。

4.「閑散期の事業である場合」のバスの事例。出典がありません。

5.内部補助の例。郵便については日本でも郵政民営化の議論過程で内部補助の問題があったかと思います。また、鉄道の日本の事例は情報が古いのではないでしょうか。三島会社のうち九州は不動産への事業展開で上場しましたし、経営安定基金は想定利回りを達成できず北海道のように追加支援が必要になっています。あと、最近では電力業で内部補助の問題が論じられているようです。 --Iso10970会話2021年2月1日 (月) 03:59 (UTC)[返信]

ご指摘ありがとうございます。
  1. 管理会計でも使う用語であるとのこと、知らなかったため見過ごしていました。少し調査してみます。
  2. 冒頭部での費用配分方法についての説明について、言葉を濁しているとは考えていません。冒頭部では一般に、本文中で記載されていることの要約であれば、脚注での出典明記は必須ではないとされているかと思います。この記事の場合、「定義」の節にて「しかし、共通費の各事業への配賦方法には複数の方法があり、どの方法が正しい、あるいはもっともよいと結論することはできない」と同じ趣旨のことを説明し、そこには出典も付しているので問題ないと考えています。
  3. 他の手法について、その文献を調べていませんでした。少し調査の上で補筆したいと思います。内部補助判定テストのところで記載した出典では、ポンソンビーの方法1つのみを挙げていたので、それが代表的なのであろうと考えて示していました。私もポンソンビーについて調べたものの、どのような人かはわかりませんでした。
  4. 「閑散期の事業である場合」の事例は、現出典ではここだけ実例を示していなかったので、こちらで補足したのですが、それが問題だということであれば削るしかないです。実例の出典を探すのは難しいかと思います。
  5. 内部補助の例についてはあくまで例として挙げたものなので、全部を網羅することは意図していません。電力事業についてもあることは当然ですが、私の入手した文献で電力事業の内部補助を論じたものがありませんでした。日本の鉄道の事例は、確かに2001年の文献なのでやや古いです。ただ民営化後の展開をすべて追いかけることを目的としていないので…。ドイツの郵便事業の例も2001年以降どうなったかを調べているわけではないですし、そこまで要求されると厳しいかなと感じます。--Tam0031会話2021年2月1日 (月) 13:17 (UTC)[返信]
とりあえず加筆してみました。
  1. 管理会計の用語について文献を1件だけですが拾ってきて多少なりとも解説を加えました。
  2. 冒頭部の費用配分方法の説明について、本文中の同等の説明のところと同じ出典を明示しました。
  3. 提示いただいた資料に基づき、判定テストについて加筆し、また価値判断についても興味深いところがあったので問題点の節に加筆しました。実は、事前の調査の時点でご指摘の文献については見つけて手元に保存してあったのですが、どういうわけか執筆の際に見落として、まったく使わずに書いてしまったようです。
  4. バスの事例については出典を明示できないので除去しました。この件については例示を挙げられません。
  5. 内部補助のそのほかの事例については、今回は加筆を見送ってあります。--Tam0031会話2021年2月15日 (月) 16:19 (UTC)[返信]