ノート:公正取引
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誰か、 ・国際貿易 ・非対称情報化での不完全競争市場を合わせた形での、公正取引の概念をまとめて頂けませんでしょうか? --らんだう 2006年9月27日 (水) 13:47 (UTC)
フェアトレードの定義
欧米の4大フェアトレードネットワーク(FLOI, IFTA NEW, EFTA)によって構成されるFINEはフェアトレードを以下のように定義している。
フェアトレードは、対話、透明性、尊重に基づき国際貿易における公平さを追求する持続的な商取引関係である。特に発展途上国において強い交渉力を持たない生産者や労働者に対して、良好な交易条件を提供しその権利を保障することによって持続可能な成長に貢献する。(消費者によってサポートされる)フェアトレード団体は生産者のサポート、啓発活動、国際商取引の商慣行や法規制などの適切化を求める運動などに従事する。 Travis8800011月16日2006年
取引の公正さに関する説明
情報の非対称性、不完全競争とうことをふまえての公正取引について。
基本的なミクロ経済学に従えば、完全競争市場は取引を通じてパレート最適な結果をもたらす。このパレート最適性とは、ある者の効用を増加させるためには他者の効用を減ぜざるをえないという状況をしめす。パレート最適性は分配の公正性については何の価値判断も提供せず、初期条件から取引が導く一つの条件を示すにすぎない。 ミクロ経済学的な観点から社会効用関数を用いて分配の社会的最適性を論じる試みもなされたが、アローの不可能性定理にろり社会効用関数を構成することの不可能性が証明され、このような方法では社会的最適性を導けないことがわかった。
情報の非対称性、不完全競争性というのは、どちらも市場がパレート最適な結果をうまない場合であって、仮に完全情報、完全競争であっても分配の公正性がもたらされるわけではないことに注意が必要である。しかしながら、情報の非対称性や不完全競争性があるところにはパレート非効率な分配結果があるわけで、情報の非対称性や不完全競争を排除することによって、他者の効用をも低下させることなしにある者の効用を増加する余地が残っていることをしめす。 (情報の非対称性や不完全競争がパレート非効率な分配結果をもたらす仕組みについてはそれぞれの項目を参照のこと。)
新制度学派によれば、情報の非対称性や不完全競争は取引費用として把握すべきであり、新古典派は取引費用を無視して最適性を論じている。このような立場からすれば情報の非対称性も不完全競争も単なる高い取引費用を反映するにすぎず、それらが存在するのは、それらを解消するコストがそれらを解消したことで得られる利益を超過しないためである。そのため、情報の非対称性や不完全競争性が存在してパレート非効率的な分配が存在したとしても、それらは最適な状態であり、市場取引が自然に解決するのでないかぎり介入してこれらを解消しようとすることは非効率的であるといえる。 このような考えからすればフェアトレード運動とは消費者が高い価格を払って道徳的価値を購入するという市場を確立したものであって、市場が生み出した取引費用低減策であり、制度的な最適性を保ったままパレート最適性をも満たそうという動きであるといえる。しかしながら、繰り返すがパレート最適性は分配的な公正さを意味しないことに注意が必要である。 (Travis88000 2006.11.15)

