ノート:ワロチリ文書

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「ワロチリ文書」が指すのは?[編集]

「ワロチリ文書」に該当するのは?[編集]

インターネット上や書籍でよく見かける「ワロチリ文書」には、以下の1が該当するのは確実だと思われますが、2と3はどうなのでしょうか。

1)
↑「ワロチリの神々と人々」と訳せる。さらに『アレハンドロ・オルティス(Alejandro Ortiz)のアンデス神話研究』が参考文献に挙げている「Dioses y hombres de Huarochiri」の発刊年は1966年で、ワロチリ文書の記事にある「16世紀末に書かれ1966年スペイン語訳が出た」には一致している
  • 「新世界の悪魔」46頁に出てくるアビラ編纂の『インディオの祖先(ルナ・インディオ・ニスカプ・マチョンクナ)』
↑綴りが「Runa yndio ñiscap machoncuna、Runa indio ñiscap machoncuna、Runa jndio niscap Machoncuna、Runa yndio niscap Machoncuna、Runa yndio niscap Machonocuna」だとすれば、もしかすれば「ワロチリ文書」と同一のものかもしれません。たとえばこの検索結果で「JSTOR: The Historical Development of Andean Ethnology」(F Salomon 著。ワロチリ文書の参考文献欄のFrank Salomonと同一人物か)の一部が出てきます。また「Runa Yndio or the Huarochirí manuscript」や「Runa yndio, the Quechua manuscript of. Huarochiri」という文言が出てきます。あるいはこのPDFファイル内に「Runa Yndio Ñiscap Machoncuna or the Huarochirí Manuscript」という文言があります。
2)
  • 英語版ウィキペディアにあり先ほど日本語訳を作成したフランシスコ・デ・アビラに出てくる、1608年にアビラが書いた『ワロチリ、ママ、およびチャクラ地方のインディオたちが、過去および現在においても、信じかつ行い、彼らの魂の大いなる堕落の元になっているところの、もろもろの罪、えせの神々、その他のさまざまなる迷信、邪悪な祭儀に関する記録』。『ペルー・インカの神話』(青土社)198頁によれば、1873年に英訳された。
3)
  • 「新世界の悪魔」147頁に出てくる、1609年にアビラが書いた?「隠れた異教の発見」。中身は不明。そもそも書名なのか?発見という行為かも?

しかし、2は、(1と同様に)パリアカカとワリャリョ・カルウィンチョとの戦いを語っているとあります。 さらに、『インカの神話』(丸善ブックス)40-41頁には、現在スペイン語訳で『ワロチリの神々と人々』、英訳で『ワロチリの記録』の題で出ている文献がアビラによって編纂されたのが、1608年-1609年頃だとあり、この文献もまたパリアカカとワリャリョ・カルウィンチョらが登場する神話を扱っているのです。

自分には1と2が同一の文献で、かつワロチリ文書だと思えるのです。

他に「新世界の悪魔」の参考文献にはアビラによる『Prefacion al libro de los sermons, o homilies en la lengua castellana y la indica general Quechua』(Informaciones acerca de la religion y gobierno de los Incasに入っている?)が挙げられておりますが、中身は不明です。

「ワロチリ文書」は固有名詞?[編集]

また、ワロチリ文書は固有名詞ではなく、「ワロチリで見つかった文書」などと言っているだけに過ぎず、スペイン語や英語に訳された題を日本語に訳すことで何種類も題名ができているのでしょうか。

当方の力及ばず、申し訳ありませんでした。----Hana1999 2008年6月28日 (土) 00:21 (UTC)[返信]


『インディオの祖先(ルナ・インディオ・ニスカプ・マチョンクナ)』を1と同定してみました。--Hana1999 2008年8月31日 (日) 00:53 (UTC)[返信]