ノート:ハリス汎関数

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初版の翻訳[編集]

翻訳を拝読した感想です。この分野の基本的な知見を持たないため、はずしているかもしれません。その場合はご容赦ください。

  1. "The energy of the Harris functional varies much less than the energy of the Kohn-Sham functional as the density moves away from the converged density."のasは理由を示す接続ではない(例えばbecauseやsinceと置き換えると意味がかわる)と思います。意味としては"電子密度がconverged densityから変化した(moves away)とき対応するハリス汎関数によるエネルギーの変動はコーン-シャム法による場合のそれよりもずっと小さい"という感じだと思います。
  2. これはある程度好みの問題ですが、「ハリス汎関数の正確性は十分といえる」だと原文"the accuracy of Harris energy functional may be sufficient"に比べやや強いので「ハリス汎関数は十分正確な値を与え得る。」でどうでしょうか。
  3. "The Harris functional was originally developed for such calculations rather than self-consistent convergence, although it can be applied in a self-consistent manner in which the density is changed."のsuchは直前の文を受けていて、現在の訳だとそれが訳出されていないように思います。「電子密度を変化させる自己無撞着的な計算にも適用可能ではあるが、ハリス汎関数の方法は元々このようなエネルギーの評価を与えるために考案された。」のような感じでどうでしょうか。(原文の"rather than self-consistent convergence"は"although"以下とかぶっているので訳さなくてもよいと思います。)
  4. "anti-variational"について。定訳があるか定かでないのであれば、「anti-varitational(反変分法的)」とでもして原語表記を明確にしておくのは手だと思います。
  5. "conclusively demonstrated"というのはかなり強い意味で、議論の余地なく決定的に片がついた、という感じだと思います。「これは最終的に誤りであることが示された」を強くして「これは誤りであることが完全に示されている」とか「これは誤りであるとの結論が出ている」のような訳の方がよいかもしれません。

--働けよおっ会話2017年8月2日 (水) 09:40 (UTC)[返信]

ご指摘・ご教示ありがとうございます。私が訳文を作成する中で、違和感があった場所をピンポイントで指摘されていて、非常に助かりました。(勉強不足を痛感しました・・・)
1. これは完全に誤訳ですね。asの用法を間違っており、記事中でかなりクリティカルな記述なので早速修正しました。
2.3.5. についても訳出されていない語やニュアンスがあったので、ご指摘の通り修正しました。辞書を確認すると、おっしゃるようにconclusiveにはかなり強い意味があるのですね。
4. これについては、変分的が比較的一般的なタームであることから、antiをそのまま訳して"反変分的"としましたが、全く使われてないようです[1]。修正しました。--DFT B3LYP会話2017年8月2日 (水) 11:22 (UTC)[返信]
早速のご返信どうもありがとうございます。お役にたったようであれば、幸いです。--働けよおっ会話2017年8月2日 (水) 13:09 (UTC)[返信]