ノート:ノーネーム (コロラド州)

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当項目の特筆性や検証可能性について[編集]

珍項目の選考にノミネートされていたので、なんとか珍にならないものかとおもって調べてみました。結果、個人的には、無理そうだと考えています。

  • まず、翻訳元もふくめ、事実の間違いがあるようにおもいます。Google Mapsなどの地図にはNo Name Creekは記載されていますが、No Name Canyonはありません。たまたまみつけた『コロラドの地名』という本にはCreekのほうしか載っていませんし、同じ “No Name” を冠する地名として「ひとつの通り (かな? draw)、3つの谷 (gulches)、ひとつの湖 (lake)、ひとつの尾根 (ridge)」があるとするのみです[1] (本書の信頼性はわかりませんが、郡道と湖は地図で確認しました)。ネット上の調査の結果、どうもロッククライミング関係者が、このCreek河畔の登攀ポイントになりそうな場所を指して “No Name Canyon” と呼び習わしているようにおもいます (ただ、それほど魅力的なポイントでもなさそうな印象です)。
  • もうひとつ間違いかもしれない点。No Name Townの成立は、ネット上で見つかる歴史書文献 (の断片) を見るかぎり、遅くとも19世紀後半に遡ることが確認できます (同文献では「town」と明記しています)。そういうわけで、「非行政地域」なるものであるのかどうかについては、検証が必要です。
    • ただ、その文献は日本国内の図書館にはなさそうなためわたしには閲覧が難しそうなのと、実際に閲覧しても初入植の年がわかる程度でその後の時代には登場しなさそう (実質的な意味で「無名の」町ですね) だとおもったので、それ以上の調査はやめました。
  • また、 “No Name Creek” という川の名前自体は、北米大陸に複数確認できます (オーストラリアにもそれらしいものが見つかります)。ここからも、行政の怠慢によって放置されたとかいう「珍」な理由によるのではなく、単に名前をつける必要性が生じなかったという可能性が考えられます。日本とちがって無住の地区も多いですから。
  • ハイカーやロッククライマーが訪れるようなところで、町として特筆すべきことがみつかりません (別荘地にして売り出そうということなのか、No Name Architectsという団体があるようです)。また、こういう地域ですから自然保護活動のようなことはやられているようですが、水系としてはGlenwood Springs地域に属しており、わざわざノーネーム周辺だけを取り上げる必然性も意義も薄いとおもいます。

そういうわけで、さしあたりわたしは記事に手を入れません。 --Hatukanezumi 2008年12月4日 (木) 14:33 (UTC) 微加筆 --Hatukanezumi 2008年12月5日 (金) 12:35 (UTC)[返信]

  1. ^ William Bright, George R. Eichler (2004). Colorado Place Names. Big Earth Publishing. pp. p. 126. ISBN 1555663338