ノート:シーザー暗号

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シーザー暗号の換字順について[編集]

>>カエサルは秘密を必要とする場合、原文の“a”を“d”、“b”を“e”と読み替える、というように各文字を3文字後へシフトして暗号を作成したといわれる。

とありますが,岩波文庫のスエトニウス著,国原吉之助訳の「ローマ皇帝伝(上)」(第6刷,1987年刊)によると, 「解読」には「字母Aを四番目のDと読み替え...」とありますので,上記の手順は復号時の手順です。最新のローマ皇帝伝が手元にないので,もしかしたら訳出の間違いなのかもしれませんが。Appo 2007年10月23日 (火) 04:30 (UTC)[返信]

原文を確認できたので、上記のように本文を修正しました。--Appo 2007年11月25日 (日) 02:15 (UTC)[返信]

こんにちは。Sinaです。原文をご確認されたとのこと、できましたらどの文献を調べられたのか教えて頂けないでしょうか。"シーザー暗号では平文のAは暗号文のDに対応します" といった解説をした書籍は複数あり、これらは不正確だったということですから、自分でも確認してみたいです。翻訳ものでは、
  • 英訳されたものとして、Suetonius, 2 vols., trans. J. C. Rolfe, (Cambridge, Mass.: Harvard University Press, and London: William Henemann, 1920), Vol. I, pp. 3-119 [1]では、"If anyone wishes to decipher these, and get at their meaning, he must substitute the fourth letter of the alphabet, namely D, for A, and so with the others." とあります。
  • 和訳されたものでは、角南一郎訳の「ローマ皇帝伝」では「これを判読してその意味を掴むためにはアルファベットの第4文字DをAに代入する」となっているそうです(吉田・友清『暗号辞書』研究社p.303 からの孫引用ですみません)。
なので「暗号文のA→平文のD」なのですね。それとあと、図の中の説明文が「平文のA→暗号文のD」のままですから修正が必要なのと、暗号の世界で「原文」というと平文のことだと思われがちですから「この暗号は原文の“a”を“d”、“b”を“e”と読み替えれば解読できた」の「原文」は取り除いた方が分りやすいと思います(次に本文を編集するときがきたら修正してみます)。Sina 2007年11月25日 (日) 04:26 (UTC)[返信]

Sinaさん、お返事が遅くなりましてすみません。まだまだwikiがよく分からずに突っ込んでしまいまして...。 こちらで参照したもの、というかLatinの分かる人に聞いた、国原吉之助訳の「ローマ皇帝伝(上)」の56節に対応するLatin語の原文は、やはりwikiの「スエトニウス」の英語版からたどれる「THE LATIN LIBRARY」の次の部分です。 http://www.thelatinlibrary.com/suetonius/suet.caesar.html#56 (Sinaさんが上げてくださった英訳のほうは今気が付きました^^;) なお、吉田・友清両氏の「暗号辞書」はおそらく「暗号事典」(2007年発刊)ですよね。この本、普通に読み物として読んでもとっても面白いですね。ご参考になりますかどうか、修正されるのでしたらお任せいたします。 --Appo 2008年2月15日 (金) 15:02 (UTC)[返信]