ノート:サラブレッド系種

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いまのところ、感想レベルにすぎないのですが、昔の人、血統書紛失しすぎだろと思いますよね。これ本当に「血統書を紛失した」んですかね。

確かに、私も記憶で言うと、いい加減な“競馬入門書”で『サラ系っていうのは昔輸入した馬で輸入手続きの際に血統書を紛失した馬のことだよ』って説明している本なり記述なりを目にしたことはあったと思います。

しかし、古い文献や当時の文献を見れば見るほど、「血統書を紛失したからサラ系だ」なんて、なんか嘘っぽく思えてくるんですよね。濠サラとかまさにそうなんですが、紛うことなき真正のサラブレッドとして輸入され、真正のサラブレッドとして登録された。その頃はサラブレッドであると登録すればそれはサラブレッドだったわけで。

ところが、後になって血統登録制度ができて、血統を遡れないとサラブレッドとして認めないというルールができちゃって、それ以前に「サラブレッド」と登録されていたものも血統を遡って確認することができないがゆえに「サラブレッド」と言えなくなっちゃって。しかたないから「系」ってことにしようぜと。

そもそも「血統書」なんてサラブレッドの創始から存在していたわけじゃなくて、100年150年もたってから記憶を頼りに作られたものなわけで。

つまり、血統書を紛失したんじゃなくて、そんなもん最初から無いんだよと。血統書の有無がサラブレッドを認定する基準ではなかったんだよと。たとえば、今日、「明日からは種芋証明書で祖先をペルーまで遡れないものはジャガイモとして認めません」って言われたら、世界のほとんどのジャガイモは「ジャガイモ系」になるのと一緒で。これは種芋証明書を紛失したのとは違うんだよと。--零細系統保護協会会話2013年10月4日 (金) 03:09 (UTC)[返信]