ノート:インデックス・ヘルバリオールム

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Q&A[編集]

Q. 一覧表への掲載基準が随分と恣意的な気がするのですが、どういうつもりなのですか?

A. TIBISH を掲載したかったためです。
 まず最初は大元のデータベースにおいて収蔵品の産地が全世界 (worldwide) とされているもののみを掲載対象とするつもりでした。ところが TI の収蔵品の範囲が思っていたよりも狭く、このままでは YList でも比較的高頻度で登場する TI が紹介できなくなると危惧し、日本の機関に関してはこうした制限を設けない事にしました。とはいえ日本の分だけでも80機関以上存在し、その中には他機関と統合されるなどして廃止されたものも含まれている為、流石にそれは除外した方が良いという事で、日本の機関に関しての条件は〈現在機能しているもの〉のみと致しました。Wikipedia:日本中心にならないようにの存在は承知しておりますが、やはり日本語圏の読者にとっては日本の機関の内訳に関心を抱きやすいであろうという推定が働きました。日本の機関に関しては取り敢えず私自身が標本の引用例を見た事があるものを中心としてごく一部のみ掲載しておきましたが、ゆくゆくは現在機能しているもの全てを追加して参りたいと存じます。
 さて、私は姉妹プロジェクトであるウィキスピーシーズにおいて主にアジア (少なくとも私が把握している後述の体系においてはニューギニアソロモン諸島もこちらに入ります)、アフリカ、オーストララシア、太平洋の島々、中南米のアカネ科ムクロジ科植物、ユーカリ属、有用材が得られる世界中の種といったものを中心に分類やタイプの情報整理を進めて参りましたが、その活動の中で知った世界中の植物標本室の情報を日本語でも是非共有したいというのがこの記事を作成したいと思った動機です。それで大方の機関は一段落前の「世界中」の括りに合致していた為網羅する事ができたのですが、比較的高頻度で文献上に登場するにもかかわらず、収蔵対象地域が限られている為にこのままでは掲載対象から漏れてしまいそうな機関をなんとかして救済したいと考えました。そこで考えついたのが、収蔵対象が Brummitt (2001) の基準で3大陸以上に跨がる、というものでした。これで特に救済したかった BISH は温帯アジア・熱帯アジア・オーストララシア・太平洋の四つとなり晴れて掲載できる事になります。またこの余波でついでに CWU (ヨーロッパ・アフリカ・温帯アジア・オーストララシア・南部アメリカ; 計5大陸)、FHO (アフリカ・熱帯アジア・南部アメリカ; 計3大陸)、PH (熱帯アジア・オーストララシア・太平洋・北部アメリカ; 計4大陸) も掲載させる事ができました。取り敢えず何らかの客観的な基準を持ち出しさえすれば良いという極めて乱暴な発想である為、他の方からすればもやもやする点が残るかもしれませんが、これを叩き台にして更に合理的な発想か生まれるのであれば、私は幸いに存じます (実は最初はもっと一般的なオセアニア等の地理区分を持ち出そうとしていたのですが、この文章を書いている最中に BISH を通した最低限の言い訳すら成り立たなくなる恐れが浮上しかけたため、後付け的に急遽 Brummitt の区分を持ち出した論に変更しました。植物分布をめぐってはただでさえ荒らしによるカテゴリ濫造の温床となっている状況ですので、無闇にもポピュリズムに走って植物学の知見を無視した当初案の様な方法は途中で放棄する事ができてむしろ結果的に良かったです)
 一方、上述したような策を用いたところでなお、その収蔵対象範囲の狭さから泣く泣く掲載を見送ったところが存在します。BO (熱帯アジアのみ)、PNH (熱帯アジアのみ)、PRE (アフリカのみ)、SING (温帯アジアと熱帯アジアのみ) です。これらはいずれも私が関心を抱いている範囲内では頻出の収蔵先となっています。また PNH や SING は施設が第二次世界対戦時に旧日本軍の都合に振り回され、特に前者に関しては下手人こそ日米どちらの陣営の者であったのかまだ十分調べがついていないものの、第二次大戦以前の収蔵品がほぼ全滅するという大惨事が起こっています。まだ誰も何も言っていないにもかかわらず配慮を独り歩きさせキリがないから何らかの制限を設けるという発想などせず、自分が大切だと思ったものは後先考えず盛り込んでしまえば良かったかもしれない。そうも考えております。--Eryk Kij会話2023年12月13日 (水) 10:25 (UTC)[返信]