ノート:アル=ケ=スナンの王立製塩所

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世界遺産登録名について[編集]

open-pan salt や sel ignigène にどういう訳を当てはめるべきか、よく分かりません(おそらく煎熬によって得られた塩のことだろうとは思うのですが)。とりあえず、フランス語名をそのままカタカナで表記しています。製塩に詳しい方がいれば、手助けしていただけると助かります。--Sumaru 2009年7月3日 (金) 04:32 (UTC)[返信]

世界遺産登録名ですが、日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2010』では、「天日製塩施設、サラン-レ-バン大製塩所からアルケ-スナン王立製塩所まで」となっています。しかし、これは明らかに誤りです。

アル=ケ=スナンの製塩所では、沸騰室の釜で塩水を煮詰めて製塩しており(ユネスコ世界遺産センター監修『世界遺産・西ヨーロッパ』講談社、1996年、p.244)、天日にさらしてはいないからです。サラン=レ=バンも同じです。

ignigène は『仏和大辞典』(白水社)や日仏理工科会『仏和理工学辞典』三訂増補版などにも載っていませんが、常識的に言って接頭辞 ingi-(火)と接尾辞 -gène(発生)を組み合わせたものであろうと思われます。この点からも、「天日」は不適切といえるでしょう。

記事では上に書いた理由によって「セリニジェーヌ」とカタカナ書きしていますが、むしろ「サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所まで、煎熬による製塩」とする方が良いかと思い直しています。煎熬は余り一般的な日本語ではありませんが、英語登録名の open-pan, 仏語登録名の ignigène はいずれも辞書にも載っていないような専門用語ですから、日本語訳も分かりやすさより正確さを重視して「煎熬」を使うことに問題はないと思っています(もちろん、記事中で「煎熬」について補足説明を当然つけますが)。異論がないようであれば、そのように登録名の訳を変更させていただきます。

あえてこのような提案をしておくのは、しばしば日本ユネスコ協会連盟の訳を「公式な訳」と勘違いして、一方的に差し替えようとするそそっかしい方々が現れるからです。--Sumaru 2010年3月8日 (月) 13:42 (UTC)[返信]

(報告)2週間以上待っても異論がなかったため、上記のようにしました。--Sumaru 2010年3月24日 (水) 14:00 (UTC)[返信]

上記のとおり、かつては辞書で見当たらないと書きましたが、記事中に加筆したように、小学館の『ロベール仏和大辞典』には上で推測していた通りの「煎熬」という語義が載っていたので、より直訳となるよう、該当箇所は「煎熬塩の生産」としました。--Sumaru会話2013年4月28日 (日) 10:43 (UTC)[返信]