ノート:アマゾン文明

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出典の明記と記事の正確さについて[編集]

実松克義氏の著書として「衝撃の古代アマゾン文明―第五の大河文明が世界史を書きかえる」に目を通したことがあります。現在の本文は、この書籍に基づいているように読めます。しかし、何といいますか、出典とするには内容が「不十分」であると思われます。さらに記述内容を補足する情報が必要です。---Redattore 2006年11月1日 (水) 08:58 (UTC)[返信]


>確かに実松氏の文献のみでは正確性が不十分という指摘も正しいかもしれません。しかしながら、本調査にはボリビア政府考古庁をはじめとした国を挙げてのプロジェクトという事実もあり、新たな文明の可能性として本ウィキペディアで掲載することには問題がないもの、と考えております。また、南米圏において初めて大規模に人々が居住したのはアマゾン低地であったということや、環境考古学的に千数百年前まではサバナ地帯が広がっていたことは文化人類学・考古学界の通説であり、その点からも本文明の可能性を補足できると考えています。2006年11月3日、「アマゾン文明」著者以上の署名の無いコメントは、井手健太郎 会話履歴)氏が[2006年11月3日 (金) 13:11 (UTC)]に投稿したものです。[返信]

>南米圏において初めて大規模に人々が居住したのはアマゾン低地であったということや、環境考古学的に千数百年前まではサバナ地帯が広がっていたことは文化人類学・考古学界の通説であり、その点からも本文明の可能性を補足できると考えています。
>環境考古学的に千数百年前まではサバナ地帯が広がっていたことは文化人類学・考古学界の通説であり、
定説と全く異なります。ベーリング海峡をわたって北米から入っていったはずで、アンデス地域のみならず、ホンジュラス~パナマ、カリブ海の文明ならいざしらず、遺跡の分布からも「はじめて大規模に人々が居住したのはアマゾン低地」などとはいえないはず。2番目の「環境考古学的~」の話も聞いたことありません。もしあなたの言っていることが正しいと言うなら、実松氏以外の文献を示してください。Siyajkak 2007年8月10日 (金) 14:01 (UTC)[返信]

参考文献の問題点[編集]

アマゾン文明について実松氏は著書中で一貫して古代モホス文明と呼んでいますので、以下、そのように記します。私は該当の著書に目を通した程度の知識しかありませんが、「衝撃の古代アマゾン文明」を読んだだけで、古代モホス文明の扱いに問題があると感じました。

著書全体を通して、実証性が薄いというのが私の結論です。既に確立した学説を説明するのであれば、結論だけを示されてもまあよいでしょう。文字資料があるならエジプトのように考古学的な研究結果が軽視されていても許せます。しかし、「日本ではまったく知られていない」(実松氏)のであれば、きちんと論文を引きながら説明すべきでしょう。それができていません。文字資料がまったく残っていないのであれば、考古学的アプローチ(と生物学などその他の諸学問の力)を最大限援用しないといけないのにそれもありません。先人の研究の一部を多数引用していますが、著者自身の結論が引用された論文の内容と異なる場合、著者自身の主張を支える事実の提示がない場合も多いのです。

具体的に示しましょう。p.187には古代モホス文明のおもな特徴として、ロマ(土塁)、テラプレン(道路)、運河、人造湖、耕作地、養魚場を挙げています。これらの構造が有機的に結合しており、都市がないというのが特徴です。しかし、いずれの特徴についても情報が断片的であって、かつ考古学的な研究を十分に引いていません。p.250には、モホス文明が大規模であったことは(大規模な土木)を支える統一国家の存在によって支えられるとしながら、その主張は一つのテラプレンだけに基づいています。他の遺物には一切基づいていません。さらに肝心のテラプレンについて、年代測定は1つだけ、長大なテラプレンを建設した土木技術に付いては現地人の推測のみ、テラプレンの分布図も規模などに関する統計資料も、何もありません。総延長5000km、幅が最大で16m、高さ1.2m (pp.143-147) という大規模なものを対象としているにも関わらず。もっとまずいのは人工湖の主張です。p.178 に(研究者の)「デネヴァンは…(湖が)自然の地形であると断定している」ときちんと紹介しています。しかし、直後に、人工的なものと著者は断定しています。最近の研究によればと書いていますが、研究者の名前や論文を一切引いていません。説明もありません。モホス大平原が農業に向かない理由として「リン」が不足している (p.172) としていますが、その直後の説明はリンの補給とは無関係です。つまり、モホス大平原で大規模な農業を維持できたとする論の障害を取り除いていない。ロマなどは発掘対象として最適で、分析しやすいはずなのに、層序を示すこともしません。1つもです。

最後に、「衝撃の古代アマゾン文明」を通読して奇妙に感じたのは、著者自身の研究成果についてほとんど全く触れていないことです。他の研究者の(必ずしも古代モホス文明を支持しない)論文を引き、ボリビア旅行について書いていますが、研究はありません。以上から、アマゾン文明(もしくは古代モホス文明)について記事を起こすのであれば、「衝撃の古代アマゾン文明」は目を通すだけにして、他の実松氏の著書、論文、他の研究者の論文に基づくべきだと感じました。---Redattore 2006年11月5日 (日) 23:16 (UTC)[返信]

未検証・正確性のタグ除去に関して[編集]

2007年3月13日の編集で、{{未検証}}と{{正確性}}のタグが除去されております。これまでここに挙った疑問点について、本文に加筆があったようには読めません。タグを除去された方は、せめてノートページに説明を残していただけないでしょうか。---Redattore 2007年4月3日 (火) 17:22 (UTC)[返信]

一ヶ月待ちましたが、疑問点が解消されないため、二つのタグを戻しました。---Redattore 2007年5月3日 (木) 20:23 (UTC)[返信]