タリーライト

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被写体に向け、赤いタリーライトが点灯している様子

タリーライト英語: Tally light、タリーランプ、オンエアランプ、キューライトとも[1])とは、テレビカメラやモニタ等に取り付けられた赤・緑の表示灯のこと。取付位置はカメラの前と後ろ、もしくは上部となる[2]スタジオにおける番組収録などには、複数台のカメラが用いられるが、これが赤く点灯すると、その機器がスイッチャーにおいて選択され、放送や収録用に使われていることを示す[2][3]。出演者やカメラマンフロアディレクターなどのスタッフは、プレビューモニターと合わせ、このライトでどのカメラが動作中なのかを確認することができ、不用意な画角の変更などを防ぐことが出来る[1][2][4]。スイッチャーからカメラへ送るタリーライト用の信号は、タリー信号と呼ばれ[1]、D-sub15ピンや、近年では無線が使われている。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 映像情報メディア学会・編「テレビジョンカメラの設計技術」コロナ社、p.38。ISBN 4339007145
  2. ^ a b c 久保田宣伝研究所「広告大辞典」全国書誌番号:70003891、「赤ランプ」「キュー・ライト」(小幡 章)
  3. ^ 映像情報メディア学会・編「映像情報メディア用語辞典」コロナ社、p.193。 ISBN 4339006963
  4. ^ Weblio辞書 ビデオ用語集

関連項目[編集]