ソレノイド

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ソレノイド
ソレノイドにより発生した磁界(断面図)

ソレノイド(1827年、フランス語solénoïde または、ギリシャ語 solen 「管、導管」とギリシャ語 eidos 「形、形状」との合成語[1])は、3次元コイルで、螺旋状、特に密巻きにした形状(層を重ねることもある)のもののことである(2次元の、平面上の渦巻状(スパイラル)のものはコイルだがソレノイドではない)。特に、ふつう絶縁電線でできていて、電流を流して磁場を発生する目的のものやそれを利用した装置を指すことが多い。コイルの場合,ソレノイドコイルは,空芯単巻コイルと意味によって表すときもある。コイルと同じく、電線自体を指して巻線と言う。

物理学では、ふつう磁場を発生する目的のものを指す。しばしば金属のコアの周りに巻く。制御可能な磁場の発生や、電磁石に利用する。特に、(実験を行うような)広い空間に一様な磁場を発生するように設計したものを指す。

ソレノイドアクチュエータ[編集]

工学分野などでは、ソレノイドの語でそれを使うアクチュエータなど電磁石応用作動機構を略称することが多く、電磁弁(ソレノイドバルブ)を略すこともある。ソレノイドアクチュエータでスイッチを動かす電磁継電器をソレノイドスイッチとも言う。エンジンの付属装置のスターターソレノイドはソレノイドスイッチを使った装置である。

ソレノイド内に可動鉄心を設置し、電流を流すことで電磁力を得ることができる。電磁力によって運動できる範囲が狭い(ストロークが短い)が、鉄心入りソレノイド又は鉄心入り複巻コイルは小形で電磁力が強く高速応答を得られるので油圧シリンダー空気圧シリンダーの制御、自動車燃料噴射装置のインジェクター開弁制御など電磁力による制御器に使われている。

ソレノイドには,次のような分類がある。

リニアとロータリー
電磁力が可動磁性体に作用させた場合の作動方向を直線(linier)又は回転(rotary)かを区別するために付けられる。
AC(交流)とDC(直流)
ACソレノイドは可動鉄心を吸引させる力が一定で、動作速度が比較的速い(約10m秒)。可動鉄心がロックして所定のストロークをしない場合、引き付け位置より遠いほど高電流が流れるため、保護装置が働く場合がある。DCソレノイドはACソレノイドよりも小さく、音も小さいが、可動鉄心の位置によって吸引させる力が変化し動作速度は遅く、電気的負荷は一定という特徴をもつ。
プッシュ形,プル形及びプッシュプル形
コイル部が可動部に働きかける構造による。プッシュ(push)形はコイルから磁性体を押し出す,プル(pull)形はコイルが磁性体を吸引する,プッシュプル(push-pull)形はコイルを二つ有し,押す・吸引の二つのコイルを利用した構造を区別する場合に利用される。

脚注[編集]

  1. ^ etymonline.com - solenoid

関連項目[編集]

  • 電磁弁(ソレノイド弁、ソレノイドバルブ)