スケッチ・コメディー

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スケッチ・コメディー(Sketch comedy)は、コメディージャンルのひとつ。

『スケッチ』は文学作品などで、短編、小品を指す言葉で、転じて、演劇の分野においても、寸劇を指す。すなわち、『スケッチ・コメディー』は笑いを題材にした寸劇のことである。また、その構成方法自体を示すこともある。日本では、フランス語で『スケッチ』と同意で使われる『コント』と言う言葉が定着しているため、使われることはあまりない。

基本的には1~10分程度であり、2~3人の登場人物が出てくるシチュエーションが定型である。また、即興で演じられる場合も多い。

スケッチ・コメディーと英国文化[編集]

「スケッチ・コメディー」という演劇ジャンルは、19世紀の中ごろからイギリスで発達した文化である。そもそもは風紀の乱れを取り締まるために制定された「劇場法」(セリフを含む演劇をする場所で酒を売るのを禁止した)から身をかわすために、ミュージックホールで笑いを題材とした寸劇が行われたのがスケッチの始まりである。そのため、フランス語の「コント」よりも守備範囲が広い。

テレビにおけるスケッチ・コメディー[編集]

構成としては数分間単位の『スケッチ・コメディー』を複数組み合わせてひとつの番組として成り立たせる。ひとつひとつは独立しており番組単位での物語としての整合性はない。基本的に連続性は持たないが、特定のキャラクターが登場するなど、連続性を持つ物もある。

世界各国で制作されており、特に知られている物としては、イギリスの『空飛ぶモンティ・パイソン』や、それから影響を受けたアメリカの『サタデー・ナイト・ライブ』がある。

日本でもザ・ドリフターズの「ドリフ大爆笑」、「オレたちひょうきん族」(「サタデー・ナイト・ライブ」から影響を受けている。)、「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」、「サラリーマンNEO」など、こうした形式の番組は、数多く存在する。

関連項目[編集]