アバンテMk.II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アバンテMk.II(アバンテ・マークツー、AVANTE Mk.II)は、タミヤラジオコントロールカーおよび同名のミニ四駆である。

概要[編集]

RC版は電動・1/10スケールの四輪駆動(シャフトドライブ方式)バギーのカテゴリーに属し、ダークインパクトキーンホークと同じシャーシ(DF-03)を使用する兄弟車となっている。2007年6月発売[1]

ミニ四駆版はミニ四駆PROシリーズの第14弾(ただし、それ以前に発売された車種のバリエーション違いを除けば実質8車種目)。2006年6月発売[2]

基本スペック("DF-03" Shaft Driven 4WD System)[編集]

  • 全長…387mm 全幅…250mm 全高…145mm 全備重量(標準)…1,156g
  • ホイールベース…272mm 最低地上高…24mm
  • C.V.A.ダイヤフラム式オイルダンパー(ミニ/ショート)
  • 前後アジャスタブルロッド式セミ・ダブルウィッシュボーン(四輪独立懸架)
  • ボールデフ標準装備(F/R)
  • タイヤ(F/R)…ハイデンシティスパイク コンパウンドK、サイズ62-57-25-28/62-57-35-38
  • フルボールベアリング仕様
  • シャーシ…ABS樹脂製バスタブフレーム / セミモノコック構造
  • 搭載モーター…540タイプ
  • 駆動形式…ミッドシップ・モーター、シャフト駆動4ホイールドライブ
  • プリセット減速比…9.17:1(S=78,P=26:m=0.5)
  • 価格:¥17,800

同系統車種[編集]

ミニ四駆版[編集]

RC版の発売に先駆けて、2006年6月にミニ四駆PROとして発売。派生モデルとして、ボディ素材に強化タイプのABS樹脂を採用した「アバンテX」も2006年12月に発売された。また、2007年内にもカラーバリエーションとして「アバンテMk.II ブラックスペシャル」が限定品として発売された。ポリカABS製強化ボディ、グラスファイバー入り強化ユニット、中空シャフト、バレルタイヤと、上記2台に比べ戦闘力が高くなっている。

RCと同形状のミニ四駆は「RCをスケールダウンしたミニ四駆」が慣例だが、この機種は逆に「ミニ四駆をスケールアップしたRC」となっており、タミヤとしては異例である。そのため、本来RCと同車名の車種には「Jr.」が末尾に付くが、このマシンでは「Jr.」が付かない。なお、ミニ四駆では既に「マンタレイMk.II」や「ネオファルコン」、「サンダーショットMk.II」が存在する。ネオファルコンは2008年2月に2WDバギータイプのRCとして発売されている。

脚注[編集]

  1. ^ 1/10RC アバンテ Mk.II”. 株式会社タミヤ. 2016年11月1日閲覧。
  2. ^ 1/32 アバンテ Mk.II”. 株式会社タミヤ. 2016年11月1日閲覧。

外部リンク[編集]