誘い濡れ〜さあやとこはる〜

『誘い濡れ〜さあやとこはる〜』（さそいぬれさあやとこはる）は、2022年 9月16日に公開された日本の映画作品^[1]。

概要

百合漫画家・福井遙香の原案を原作に、髙原秀和が映像化。脚本も福井自身が手掛け、男女の絡みを描くのが主流のピンク映画としては異色のレズもの作品となった。劇中漫画も福井が執筆している^[2]。

東京・上野オークラ劇場で封切り。「OP PICTURES+フェス2022」では「さあやとこはる」のタイトルで12月2日よりテアトル新宿で公開^[3]^[4]。

百合系の同人漫画作家である沙綾は即売会用の作品『マーヤとチハル』を描き上げる。作中ヒロインのチハルは、かつての恋人・小春をモデルにしていた。思いの強さが伝わったのか作品は読者にも好評だった。

バイセクシャルの沙綾には現在男性の恋人・ユウタがいた。尽くしてくれる彼には満足していた。しかしある日、沙綾は小春と再会する。当初は再会を喜び愛を育んでいくのだが……^[5]。

「あなたの漫画は偽物で、幻想だよ」

足立沙綾^[6]: 演 ‐ 栄川乃亜; 28歳。同人漫画家。プロではない。定職についていない。結婚適齢期としてそれを求められるなど既存の枠組みにあてはめられることを窮屈に思う。
中野小春: 演 ‐ 燃ゆる芥; かつての沙綾の恋人。同僚とキスしたことを目撃されたことで会社に居づらくなり東京に出てきたという。　
宮下美月^[7]: 演 ‐ 初愛ねんね; 「ダンゴムシ」の影武者として売り子を務める女性。ベレー帽で眼鏡。普段は女性用風俗で働いている。

三菱正樹^[7]: 演 ‐ 東野良平; ペンネーム「ダンゴムシ」で活動する男性百合小説家。百合成分に男成分は必要ない、不純物であるとし、ダンゴムシ＝自分であることをひた隠しにする。ただし沙綾には表紙イラストを依頼する過程で明かしている。長らく操を守っている。
浅見裕太^[7]: 演 ‐ 吉田憲明; 沙綾の彼氏。一人称は僕。得意料理はママ直伝のローストビーフ、ビーフシチュー。
キザッチ: 演 ‐ 直樹フェスティバル; 百合同人のファン。本名は木崎すすむ^[7]。
浜辺あやか^[7]: 演 ‐ 永澤ゆきの; アシスタント
足立すずこ: 演 ‐ 森川凛子; 沙綾の母^[7]

^ “誘い濡れ〜さあやとこはる〜”. pg-pinkfilm.com (2022年9月16日). 2022年9月29日閲覧。
^ “WORKS”. 福井遥香ホームページ hana_chirusato_. 2022年9月28日閲覧。
^ “燃ゆる芥-Moyuru Gomi- さあやとこはる｜PANTA(頭腦警察）｜note”. note（ノート） (2022年9月18日). 2022年10月1日閲覧。
^ Inc, Natasha. “R15+ピンク映画の祭典「OPフェス」12月に開催決定、全ラインナップ13本解禁（写真13枚）”. 映画ナタリー. 2022年10月16日閲覧。
^ 上野オークラ劇場『上野オークラ劇場　上映プログラム』Voi.176（2022年10月）2、3頁
^ 横浜光音座II『PINK You Up!!』ピンク映画60周年記念特別号（2022年9月）4頁
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “さあやとこはる : 作品情報”. 映画.com. 2022年11月14日閲覧。