花ゲリラ
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花ゲリラ(はなげりら)とは、土のある場所にゲリラ的に行われる花の種蒔き、苗植え等の行動またはそれを行っている人を指す。
概要
「空き地」「河川沿い」「公園」「手入れのされていない花壇やプランター」等、土のある場所に種蒔き、 苗等を植える行為、またはそれを行っている人を指す。 2006年にイギリスのゲリラ・ガーデニングがNHKによって紹介され、2008年に同名の映画が製作されたことによって 行為が一般にも知られるようになった。 基本的に丈夫で育成に手間がかからず花が咲く観賞用植物またはハーブ等が使用されることが多く 種蒔き後の植物の成長は自然に任せた状態である。種を蒔くだけという行為の手軽さと相まって 実行する人が増えている。
問題点
本来、意図的に外来種を野外に広げる行為そのものが好ましいとは言い難い。外来生物が引き起こす問題は外来生物が広域にわたって定着し、取り返しのつかない状態になってから明らかになることが多いが、従来そういった事柄の殆どは偶発的に起こったものであった。 しかし、花ゲリラにおいては積極的かつ人為的にこれを行い、あらゆる場所に様々な種子を蒔くことにより帰化植物を増やす可能性を著しく上昇させている。 また、自身の所有でない土地に無断で植生する行為は法に触れており過去に逮捕者も出ている。
関連項目
- 外来種
- 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)-特定外来種・要注意外来生物
- ジョニー・アップルシードリンゴの種を植えて回った、アメリカ西部開拓期の伝説的人物。
- グラハム・ベル電話網を敷設すると共に、ルピナスの種を蒔いたと言われる。
- 佐藤良二日本海と太平洋を結ぶ為に桜を植え続けた。