派生需要

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派生需要(はせいじゅよう)とは商学用語の一つで、ある商品に対する需要が発生したとき、同時に複数の別の商品に対する需要も発生することである。市場経済が発展すればするほど、経済活動の相互依存関係も大きくなるために起こる。

例えば、自動車一台の需要が発生する場合には、これは市場経済では単に自動車一台のみならず、これに加えて自動車を構成する部品や、カーナビゲーションカーエアコンなどの製品や、ガソリンや交通整備までの需要も派生する。

参考文献

  • 石原武政; 池尾恭一; 佐藤善信『商業学〈有斐閣Sシリーズ〉』有斐閣、2000年、29頁。