栃栗毛

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栃栗毛の馬

栃栗毛(とちくろげ、: Liver chestnut/Dark chestnut)は、馬の毛色のひとつ。栗毛に似ているがより暗く、全身の赤褐色が特徴の毛色である。

特徴

非常に多量のフェオメラニンによる黄褐色~赤褐色の毛色である。焦茶色まで暗くなることもあるが、エウメラニンは少量しか含んでおらず、黒くはならない。体の部位による体色の差は少なく、色はほぼ一様。ただし、長毛は明るい色から暗い色まで様々である。

鹿毛や、場合によっては黒鹿毛青鹿毛と混同されることもあるが、四肢と他の部位で黒さに差が無いことから区別することができる。

現在のところ、栃栗毛を発現する遺伝子や外的要因は特定されていない。判明している毛色関連遺伝子は、栗毛と同じである。

参考文献

  • 社団法人 日本馬事協会. 「馬の毛色及び特徴の記載要領(第6版)」 昭和51年2月1日 設定 平成22年12月1日 改訂