柏皇氏

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柏皇氏(はくおうし、拼音: bǎihuáng shì)は、古国時代の時期に中華を支配したとされる伝説上の氏族である。柏黄、柏篁とも呼ばれた[一次 1]。また、舞陽県西平県の境界周辺にあった柏国のルーツとされる。

概要[編集]

柏皇氏は、現在の西平県南部に位置した柏城を根拠としており、風姓であったとされる。柏城の跡地には現在、柏城街道が存在している。

伏顕(ふっけん)[注釈 1]大庭氏随象の失政の後、新しい帝王として推戴され、現在の遂平県にあった遂城を都とした。34年間統治したとされる[一次 2]。可塑・郁莟・佘蓄[注釈 2]も33年間、31年間、58年間にわたって同様に治めたが、佘蓄の時に災害が増加し、老齢であり対応が困難であったとされる。しかし、引退要求が出る事はなく、死後になって中央氏が継いだ。なお、可塑以外は女であったとされる[一次 2][1][2]

その後[編集]

柏皇氏の末裔は柏国を建てたとされる。柏国の君主は姞姓柏氏を名乗り、子爵であったが、影響を強めていたに滅ぼされた。滅亡時期は不明である。

関連項目[編集]

柏皇氏

不明 - 不明

先代
大庭氏随象
中国の帝王 次代
中央氏象偉

脚注[編集]

  • 注釈
  1. ^ 拼音: fú xiǎn
  2. ^ 拼音はそれぞれkě sù, yù hàn, shé xù
  • 一次資料
  1. ^ 干宝『晋紀』論晋武帝革命「故古之有天下者、柏皇、栗陸 以前、為而不有、座而不求、執大象也。」
  2. ^ a b 王大有『三皇五帝時代』
  • 出典