月蝕紀列伝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Ponico (会話 | 投稿記録) による 2015年10月7日 (水) 16:06個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (要出典部の出典資料が無いようなので削除)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

月蝕紀列伝(げっしょくきれつでん)は、南房秀久ファンタジーライトノベル富士見ファンタジア文庫刊。挿絵イラストは2巻「暗殺者フレオリック」までは沢田一が、3巻「異端の魔道士セイル」以降は井上純弌が担当している。

概要

同作者の別作品「黄金の鹿の闘騎士」や「トリシア先生シリーズ」と同じ世界観を共有し、同作品群における神話および英雄挿話の時代を舞台にした作品。これら別作品にも本作に関連する表記や、本作と共通する登場人物が出演する事がある。

上記の通り、挿絵イラストの担当者が3巻以降変更になっている。これは当時の沢田の多忙に伴う、自作に集中したいという意向を受けてのものである。

ストーリー

「古き民」が鍛えた武器を手にした4人が出会い、それぞれの道へと歩を進める。

登場人物

フレオリック
氷剣「グリード」を振るう黒衣の剣士。その首には金貨三千枚もの賞金がかけられている。
ピュティア
盗賊の少女。フレオリックと出会い、その剣の腕を利用しようと半ば無理矢理フレオリックに同行する。
セイル・グレイ
元は<至神智教団>に所属しており、最高の魔道士の証「マギの杖」を授かるほどの凄腕の魔道士。現在は異端者として教団から追われる立場になっている。
シャインデル
元・百人隊長。現在はある罪で賞金首。
サイベル
「血塗れの貴婦人」という二つ名を持つ。女性。

既刊一覧(完結済)

長編(全10巻)

月蝕紀列伝

  1. 氷刃のフレオリック
  2. 暗殺者フレオリック
  3. 異端の魔道士セイル
  4. 決闘者フレオリック
  5. 放浪者フレオリック
  6. 炎狼のシャインデル
  7. 迷宮のフレオリック
  8. 紅の貴婦人サイベル
  9. 終焉の叛逆者(上)
  10. 終焉の叛逆者(下)
短編(全1巻)
  • 月蝕紀列伝 氷剣悲歌