岩神愛

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岩神 愛(いわかみ あい、1981年 - )は、東京生まれの絵本作家。幼児教室での絵画工作講師の経験を持つ。 ポップで可愛らしい画風と子供の気持ちに寄り添う内容の絵本が、多くの読者に支持されている。代表作は野菜がお菓子やおもちゃに変身する「おかしになりたいピーマン」「おもちゃになりたいにんじん」「おばけになりたいなす」のなりたいシリーズ。幼稚園や保育園、食育の現場でも広く受け入れられている。

新刊は2022年11月発売「おひめさまになりたいチェルシー」(岩崎書店)。 飼い猫だったスコティッシュ・フォールドをモデルに描いた絵本で、カラフルでポップな世界観と、自分の夢は自分らしく叶えて幸せになろうというメッセージが込められている。

また、現代を生きる子どもたちと、古き良き日本の伝統・文化の懸け橋となることを願った作品も生み出している。

共同通信社配信の新聞イラストエッセイ「猫の絵本」を東京新聞夕刊、河北新報、新潟日報、伊勢新聞、大阪日日新聞、日本海新聞、下野新聞、愛媛新聞、南日本新聞、岐阜新聞、埼玉新聞、熊本日日新聞、北國新聞など各紙で連載。


2020年8月に「おかしになりたいピーマン」「おもちゃになりたいにんじん」に続く、なりたいシリーズ第3弾「おばけになりたいなす」が発売。 京都新聞にて書評が掲載(2020年10月28日)。 山陽新聞にて書評が掲載(2020年10月30日朝刊)。 沖縄タイムスにて書評が掲載(2020年11月25日朝刊)。

経歴

「おかしになりたいピーマン」(岩崎書店、2018年6月)で第7回わかやま絵本大賞受賞、 第9回リブロ絵本大賞入賞。 こころにのこる子供の本2019選定図書。 2019年に韓国語版、2020年に中国語版が出版。

メディアでは、

・日本農業新聞(2018年8月18日)、

・高知新聞(2018年10月10日)

・熊本日日新聞(2018年10月18日)

・長崎新聞(2018年10月)

・毎日新聞ニュース地方版(2019年10月2日)

・朝日新聞(2019年10月26日)

・東京新聞(2019年12月7日)

・絵本ナビにてインタビュー(2019年8月8日)

に記事が掲載。

・高知ケーブルテレビ「えほんで遊ぼう いち・にの・どっか〜ン!」(2019年8月)の読み聞かせコーナーで使用。

・静岡FM放送「モーニングラジラ FRIDAYストーリー」にて朗読(2019年3月22日)。

・丸善名古屋本店6Fギャラリー「新・せかいの絵本展」にて原画を展示(2020年12月4日から12月24日まで)

・特定非営利活動法人しゅわえもんによるオンラインイベント「しゅわえもんナイト」にて、手話による絵本読み聞かせに採用(2021年4月9日開催) 

続編の「おもちゃになりたいにんじん」(岩崎書店、2019年8月)は、更にパワーアップした探し絵の要素で人気を博している。 「心にのこる子供の本」2020年選定図書。 2021年に中国語版が出版。

 それ以外に、現代を生きる子どもたちと、古き良き日本の伝統・文化の懸け橋となることを願った作品も出版している。

 「青おにとふしぎな赤い糸」(PHP研究所、2010年)。

 「よなおしてんぐ5にんぐみ てんぐるりん!」(岩崎書店、2012年)。

 細かい描写と迫力のある構図、極彩色のような鮮やかな着色で異彩を放っている。

作品

  • 青おにとふしぎな赤い糸(PHP研究所、2010年)ISBN 978-4-5697-8052-8
  • よなおしてんぐ5にんぐみ てんぐるりん!(岩崎書店、2011年)ISBN 978-4-2650-8104-2
  • 「おかしになりたいピーマン」(岩崎書店、2018年)ISBN 978-4265081561
  • 「おもちゃになりたいにんじん」(岩崎書店、2019年)ISBN 978-4265081646

•「おばけになりたいなす」(岩崎書店、2020年)ISBN 978-4-265-08172-1

•「おひめさまになりたいチェルシー」(岩崎書店、2022年)ISBN 978-4-265-08187-5