唇音化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。WikitanvirBot (会話 | 投稿記録) による 2011年12月31日 (土) 01:54個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 変更: sk:Labializácia (zaokrúhľovanie))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

唇音化(しんおんか)とは、第一次調音に加えて第二次調音として上唇と下唇が接近し、唇の丸みを伴うことをいう。円唇化ともいう。

国際音声記号では、子音については補助記号[ʷ]がつけられ[tʷ][dʷ]といったように表記される。母音については円唇母音の記号が用意されており、補助記号によって円唇の強弱が表記可能である。

日本語ではかつて合拗音として「くゎ」「ぐゎ」が存在したが、近世には消滅し、「か」「が」に合一し、一部の方言には残存するのみとなった。

英語などでは、音素/ʃ/, /ʒ/ が常に[ʃʷ], [ʒʷ]として発音される。