万月堂
万月堂(まんげつどう、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
姓名・経歴不詳。奥村政信の画風で細判の紅摺絵を残しているが、政信の門人だったかどうかは明らかではない。作には絵暦として描かれたものもある。
作品
- 「両国涼見」 細判三丁掛紅摺絵
- 「初夢三幅対」 細判三丁掛紅摺絵 大英博物館所蔵
- 「吉原小町三幅対」 細判三丁掛紅摺絵 ホノルル美術館所蔵
- 「風呂上がり三幅対」 細判三丁掛紅摺絵 ※延享4年(1747年)の絵暦
- 「浮世三幅対」 ※「風呂上がり三幅対」の異版
- 「風流年中記」 細判紅摺絵 ※延享4年の絵暦
参考文献
- 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※近代デジタルライブラリーに本文あり。94頁、83コマ目。
- 吉田漱 『浮世絵の見方事典』 北辰堂、1977年 ※86頁
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年