サムナンプレ

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サムナンプレの例題

サムナンプレは、ナンバープレース(以下「ナンプレ」と表記)にルールを付加したペンシルパズルである。

ルール[編集]

  1. 縦の列・横の列・太い線で区切られた3×3のブロックには、それぞれ1から9までの数が1つずつ入る。
  2. 色または点線の枠で分けられたエリアに入る数字の合計は、そのエリアの左上に書かれた数と等しくなるようにする。
  3. 1つのエリアに同じ数字は入らない。

ナンプレのルール(ルールの1)にサムクロスのルール(2,3)を付加したものである。

歴史[編集]

サムナンプレは、日本のパズル作家三沢美由紀によって考案され、世界文化社発行の「ナンクロ」誌1994年9月号で初めて発表された。

2005年にタイムズが「Killer-Sudoku」の名称で連載を始めてからヨーロッパでも知られるようになる。

解き方[編集]

最初に挙げた例題のように、サムナンプレではどのマスにも数字が入っていない問題も多い。このため、サムクロスのように「入る数字の組合せが少ないエリア(2マスで合計3など)」が最初の手掛かりとなる。

例題では、左上の黄色のエリア(和が3)には1と2しか入らないので、最上段の他のマスには1と2が入らない。一方、右から3列目の緑のエリア(和が4)に入る数字の組合せは1と3のみであるが、上のマスに1を入れることはできないので、上が3、下が1であることが分かる。

1列(または3×3のブロック)の数字の合計が45であることを利用して、エリア外の数字を求めることもある。

バリエーション[編集]

原作者である三沢は、和を表示しない問題も作成している。この問題では、領域の間に等号・不等号が書かれている。領域の和同士を比較したときに不等号と一致しなくてはならない。

外部リンク[編集]