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GNU C Compiler

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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GNU C Compiler は、GNUコンパイラコレクションに属するC言語用のコンパイラの名称である。UnixLinuxでC言語の開発をする際は主にこのコンパイラが用いられる。

不具合や問題への対処法

文字列の閉じ忘れ

clang.c:8: unterminated string or character constant
clang.c:6: possible real start of unterminated constant

このようなエラーの場合は、文字列のダブルクォーテーションを閉じ忘れているので、文字列のダブルクォーテーションを追加することでなおる。

利用例

以下のソースコードをhello.cとする。

#include <stdio.h>

int main(int argc, char *args[])
{
    printf("Hello, world!\n");
    return 0;
}

保存した後は、以下のコマンドをシェルなどから入力する。

$ gcc hello.c

このコマンドを実行すると、カレントディレクトリにa.outというファイルが作成される。

これを実行するには、

$ ./a.out

と入力する。

主なオプション

実行可能ファイルの名前を変更

-oオプションを使用することで、出力されるファイル名をa.outから変更できる。 例えば、

$ gcc hello.c -o hello

と入力することで、helloという実行可能ファイルが作成される。

オブジェクトファイルを作成

-cオプションで、オブジェクトファイルを作成できる。

$ gcc -c hello.c

と入力すれば、hello.oというオブジェクトファイルができる。

最適化

-O1-O2オプションなどを用いると、最適化が使用できる。

関連項目