GNU Binutils
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開発元 | GNU |
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最新版 |
2.21.1a
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リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C |
ライセンス | GPL |
公式サイト |
www |
GNU Binary Utilities、または binutilsは、さまざまなオブジェクトフォーマットを含むオブジェクトファイルを扱うためのプログラミングツールである。現在のバージョンは、シグナスソリューションズ(レッドハットに買収された)によってBFDライブラリを使用して書かれた。binutilsの典型的な使われ方は、GCC、make、GDBなどの補助である。
binutilsは以下のコマンドを含む:
as
- アセンブラld
- リンカaddr2line
- プログラム内のアドレスをファイル名と行番号に変換するar
- アーカイブの作成、変更、および展開c++filt
- C++シンボルのデマングルを行うnm
- オブジェクトファイルに含まれるシンボル(クラス、関数など)を表示するobjcopy
- オブジェクトファイルをコピーする、オブジェクトフォーマットの変換を行うobjdump
- オブジェクトファイルのダンプ情報を表示するranlib
- アーカイブのインデックスを作成するreadelf
- ELFファイルの中身を表示するsize
- セクションの大きさとその合計をリストするstrings
- 表示可能な文字列をリストするstrip
- オブジェクトファイル中のシンボルを除去するgprof
- コール・グラフ (call graph) のプロファイルを表示する
元々binutilsのパッケージは少数のユーティリティから構成されていたが、後に関連性の高さからアセンブラとリンカも含まれるようになった。
個々のbinutilsコマンドは単純な機能しかもたない。これらを組み合わせカプセル化したものとして、BFD (Binary File Descriptor)やlibopcodesライブラリがある。
最初のBFDバージョンはDavid Henkel-WallaceとSteve Chamberlainによって書かれた。過去にはKen RaeburnとIan Lance Taylorがメンテナンスを行っていた。2005年以降はNick Cliftonがメンテナンスを行っている。