11ぴきのねこふくろのなか

『11ぴきのねこふくろのなか』は、馬場のぼる作の絵本『11ぴきのねこ』シリーズの一作である。1982年出版。

あらすじ[編集]

遠足へ出かけた11ぴきのネコたち。その途中、「花を取るな」、「橋を渡るな」、「木に登るな」などと禁止事項を催促されている立て札があるにもかかわらず、無視してその通りに行い、さらに目の前にあった大きな布製の袋に「入るな」と書かれていたのも無視して中に入ってしまう。

だがそれは、「ウヒアハ」という怪物が仕掛けた罠であった。高い山の上のウヒアハの城に連れて行かれた11ぴきのネコたちは奴隷のように毎日過酷な重労働を強いられました。広場に運動場を作るため重たいローラーひきをやらされ夜は牢屋の中で眠りました。ネコたちは、何とかその場から逃げようと作戦を開始する。

何とかウヒアハを倒し、その場を後に山を下りて行く一同。そこで「わたるな」と書かれた立て札を前にした大道路に出くわすが、一同はそばにあった歩道橋を渡って行くのだった。

11匹のねこ: 本シリーズの主役。看板の忠告を無視し続けたウヒアハに捕らえられるも、脱出に成功する。なお、とらねこ大将だけ、花を取るなに関しては彼らを止めようとする。
ウヒアハ: 高い山に住んでいる怪物。11匹のねこをとらえて強制労働させるも、11匹のねこの罠にはまり撃退される。