苦肉の策

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苦肉の策(くにくのさく)とは、「人間は自らを害すことはなく、害は必ず他人から受けるものである」と思い込む心理を突いた計略である。苦肉の計(くにくのけい)・苦肉の謀(くにくのはかりごと)ともいう。

[編集] 現在の用法

現在では「苦し紛れに生み出した手段・方策」という意味の慣用句として使用されている。

[編集] 赤壁の戦い

この策の実例として特に有名で、語源になったとも言われているのが、『三国志演義』の赤壁の戦いにおいて描かれ、黄蓋周瑜に献じた偽計である。周瑜率いる劉備孫権連合軍は曹操軍の艦隊を焼き払うためこの奇策を実行し成功させた。

赤壁に布陣した連合軍に対し、曹操軍は3倍という兵数であった。周瑜配下の黄蓋はこの劣勢を前に有力な対抗案を出せないとして司令官である周瑜を罵倒、これを咎めた周瑜は兵卒の面前で鞭打ちの刑に処した。これにより重傷を負った黄蓋は、敵である曹操軍に投降を申し出る。一連の出来事は間者が報告していたため、曹操はこれを受け入れていったん自軍へ招く。しかし黄蓋の書面を見て策を看破し、「私を苦肉の計で騙そうというのか」と言うが、孫権軍の使者である闞沢が曹操を丸め込んで黄蓋の投降を成功させる。

こうして偽装投降に成功した黄蓋は曹操軍に放火することに成功し、曹操軍は壊滅する。こうして劉備・孫権連合軍は曹操軍の撃退に成功した。

[編集] 関連項目

  • 苦肉計--兵法書「兵法三十六計」で取り上げられている苦肉の計
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