ノート:翟魏

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タク魏かテキ魏か

翟魏の読みは、「たくぎ」ではなく、「てきぎ」ではないでしょうか。--202.224.73.244 2007年6月6日 (水) 17:12 (UTC)[返信]

ノート:建光 (タク魏)のほうへも記入しているのですが、藤堂明保編『学研漢和大事典』(学習研究社、1978)より、
  1. 呉音ジャク、漢音テキ
    1. 雉の尾羽
    2. 北方の遊牧民族=「狄」にあてたもの。
  2. 呉音ジャク、漢音タク
    1. 姓のひとつ。翟方進(漢代)など。
とありますので、タクでよいと思います。--田英 2007年6月17日 (日) 11:12 (UTC)[返信]

翟魏について日本語で書かれたものがなかなか見つからないのですが、三崎良章『五胡十六国』(東方書店、2002年、ISBN 9784497202017)では、

  • 36ページ: 「翟遼」に「てきりょう」
  • 104ページ: 「翟斌」に「てきひん」
  • 113ページ: 「翟釗」に「てきしょう」

と読みがなが振ってあります。他にも資料があると見つかると良いのですが……。--oxhop 2007年6月18日 (月) 13:31 (UTC)[返信]

諸橋『大漢和辞典』を確認しました。翟(28727、巻9 pp.114-117.)
  1. テキ、ヂャク(集韻)亭歴切。ti2
  2. タク、チャク(集韻)直格切。chai2
  3. タク、ダク(集韻)直角切。chê2
とあり、1の8、2の2に姓であることを記しており、1の8で『通志』氏族略を引いて、
翟氏、亦作狄、音、亦音。祁姓、黄帝之後、世居翟地。国語云、翟国為晋所滅、子孫以国為氏。
としています。タクのほうが相応しいようにも思うのですが、語彙で並べられている用語はすべて「テキ-」を当てていました。(翟魏、翟釗は見つからず)。積極的にタク魏とする表記がまだ見つけられていないので、「テキ魏」へと移動したほうがよいでしょうか。--田英 2007年6月27日 (水) 03:41 (UTC)[返信]

諸橋『大漢和辞典』の説明による中国語の発音と日本語の読みの対応関係を前提とすると、本来的には「タク」とすべきなのだろうな、とも考えています。しかし他方で、この漢字は日本語では「テキ」と読む人がほとんどであろうとも想像できます。この姓を中国語でどのように発音するかとは無関係に(つまり、本来的な対応関係は失われていて)、日本語読みではどちらも「テキさん」で通してしまうというのが現状であって、それが諸橋『大漢和辞典』などで列挙されている人物名につけられた読みにも現れているのではないでしょうか(清代の学者のzh:翟灝(テキコウ)は小型の『新明解漢和辞典』にも掲載されていますが、これも本来的には「タクコウ」とすべき例ですよね?)。

今のところ、中国史の専門家は「タク」と読んでいますよ、という情報がないので、田英さんのお考えのように「テキ魏」に移動して、冒頭部での読みは並記するという形に賛成です。--oxhop 2007年6月28日 (木) 13:29 (UTC)[返信]