ファイル‐ノート:Etsuko Uemura, circa 1967.jpg

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著作権[編集]

先日から長野嘗一『学者評判記 国文学』の掲載写真が、書籍が発行された1967年9月20日を作成日とする「法人その他の団体が著作の名義を有する著作物」としてアップロードされ続けているのですが、これは写真の著作権の状態を確認されているのでしょうか。

『学者評判記』は至文堂が出していた『国文学 解釈と鑑賞』の同名の連載を有朋堂から書籍として発行したものです。連載当時の「学者評判記」は、取り上げる学者本人に現地で取材した上で書かれたものだそうです。写真は取材のときに撮ったものかもしれないし、本人がこれを使ってくれと言って提供したものかもしれないし、至文堂が持っている写真を使ったのかもしれません。上巻196ページに掲載されている「岡村和江の巻」は、取材の際にこの方が結婚なさったばかりだったそうで、結婚写真が使われています。上村悦子の写真についても、わざわざ取材に行ってこんな出来の写真を使うか?と思えるような汚れがあります。どちらも「学者評判記」用に撮った写真ではないと思います。

またまえがきによれば『解釈と鑑賞』連載時はカラーセクションに載っていたそうで、連載当時の掲載写真と書籍化時の写真は同じかもしれないし、違うかもしれません。少なくとも『解釈と鑑賞』掲載時はどのような写真だったのか確認はすべきでしょう。そういう確認をしてみると、米国著作権も継続していないかもしれませんし、日本の著作権も継続しているかもしれません。確認を行った上で、1967年の法人著作と判断したものだけをアップロードしている、ということでしたらそれでもよいのですが、この上村悦子の写真を見て疑問に思いました。--西村崇会話2023年6月10日 (土) 08:26 (UTC)[返信]

返信 アップロード者です。ご指摘を拝見しました。まず、一連のファイルの説明として「法人その他の団体が著作の名義を有する著作物」と記しているのは私の手落ちで、「無名の著作物」とする認識でした(作者の引数を「不明」としているのはそのためです)。なお『解釈と鑑賞』は未確認でした。これは、写真の撮影者が書籍版『学者評判記』で明らかにされていない以上、『解釈と鑑賞』における連載でも同様であろうと妄断したためですが、そもそも発行日の明記に正確を期するうえで不用意でした。面目ございません。
同じ写真だった場合は日付と文献情報を修正し、写真の撮影者が明らかにされていた場合は削除依頼に回すことも否めません。異なる写真だった場合は「無名の著作物」に訂正という形で問題ないかと存じます。来週中に確認のうえ続報します。--Uraniwa会話2023年6月10日 (土) 13:58 (UTC)[返信]
情報 アップロードした分(書籍版でいう上巻分)は、1つをのぞき確認できました。以下の通りです。
(※は独立記事未作成のため画像をアップロードしていない人物)
同じ画像 安田時枝暉峻新間森本宇野沢瀉増淵金田一三好志田高木松村(博)木藤村松、※植松、※柴生田、※岡村、橋本浜田(義)、※藤川
違う画像 塩田石田高崎吉田佐々木、※松村(緑)、長谷川井本岩淵池田福田佐伯浜田(敦)田中岡見玉上小島石川久曽神中田小田切土橋谷山祐田上村南波
例外 久松:画像なし、※池上:同じ画像ながら左右反転
未確認 成瀬:閲覧した合本で欠号
成瀬については別の図書館で追って調査します。全てに共通して写真の作成者(撮影者)の表示はなく、やはり無名の著作物とみるのが穏当ですので、著作権状態は変更せず、法人による著作としている記述のみを訂正すればよさそうです。「同じ画像」に分類したものも、もともとカラー写真だったものが書籍版ではモノクロになり、背景を削除した上でトリミングしてあるため、ずいぶん様相を異にしていますので、アップロードした画像の出典を『解釈と鑑賞』として扱うことは避けるべきでしょう。ただし何らかの説明は加えようと思います(「初出は『国文学:解釈と鑑賞』○巻、○年○月、○頁」など)。--Uraniwa会話2023年6月14日 (水) 11:43 (UTC)[返信]
「無名の著作物とみるのが穏当」ではないと思います。基本的に、誰がいつ何のために撮ったかわからないものは利用できない、と考えた方が穏当でしょう。
この上村悦子に関して言えば、『国文学 解釈と鑑賞』掲載時の写真は書籍と異なります。書籍掲載時の写真の方が実年齢に近いのではないかと思います。書籍掲載にあたってご本人に確認をとっており、記事自体載らなかった人もいるようですから、きっとその段階で上村さんとも何かあったのでしょう。しかし、この写真は書籍掲載用に改めて撮影しに行ったものには見えません。既にある写真を使ったのだと思います。この写真は書籍発行以前に公表されたことがあるのかもしれないし、この書籍が初出かもしれません。どちらかはわかりません。
こうした場合、世間一般では載っている本の出版者に問い合わせたり、それでも不明ならお金を使って文化庁裁定にしたりして利用するわけです。ウィキペディアで各自で問い合わせた結果は原則通りませんし、お金も使えませんから、ある意味世間一般よりハードルは高くなります。
そもそも研究者について解説するうえで、ご本人の写真がそんなに重要なのか、疑問に思います。試みに、上村悦子先生研究室訪問という記事が載った『解釈』1956年4月号を見てみましたが、写真はありませんでした。研究者は顔で仕事をする人ではありませんから、そういうものだと思います。そんな状況の中で、いろいろ確認して写真をアップロードして、手間に見合う価値が得られるのか、考えた方がよいと思います。--西村崇会話2023年7月14日 (金) 20:46 (UTC)[返信]
返信 ご確認いただきありがとうございます。再発行の可能性のあるファイルは排除し、明らかにその発行にあたって撮影されたと思料されるファイルのみがアップロードの対象になるということで、了解しました。
ちなみに「研究者について解説するうえで、ご本人の写真がそんなに重要なのか」というご指摘を受けて、目から鱗でした。いったい私は写真の掲載に絶対的な重きを置くところがあったので、今後コモンズにアップロードできたファイルだけにした方がいいかもしれないと考えています。--Uraniwa会話2023年7月15日 (土) 04:46 (UTC)[返信]