バラウール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バラウール(Balaur)とは、ルーマニアの民話に出てくるドラゴンである。バラウールは地下と空中を同時にすむことができ、雲ともやと地下水を支配すると言われる。なお、ルーマニアで発見された恐竜の名前にも「バラウール」[1]が使われているが、ここでは民話のバラウールのみを説明する。ただし、ルーマニアで発見された恐竜の名前はこのルーマニア民話の竜「バラウール」にちなんで名づけてられたのは言うまでもない。右の写真のように細長い竜も「バラウール」である。「Ionuţ Balaur」[2]のように人名にも「バラウール」は使われる。
目次 |
ズメイ伝承の典型 [編集]
ズメイの項目で説明したように、東欧では「メスのドラゴンは水の神で邪悪、オスのドラゴンは炎の神で守護竜」という場合が多いのである。バラウールが雲と地下水ともやを支配する強大な竜であるにもかかわらず、悪とされてしまったのには東欧民話の特徴のためである。もちろん「ズメイ」同様バラウール全部が「悪」というわけではない。
脚注 [編集]
- ^ 英文記事「Balaur(dinosaur)」記事を参照のこと。
- ^ ルーマニア人のサッカー選手である。所属チームはルーマニア1部のFCヴァスルイである。
参考文献 [編集]
- ジャン・マリーニ『吸血鬼伝説』中村健一著 創元社 1994,p184.
関連項目 [編集]
- ズメイ
- ズメウ
- 龍人
- エースコンバットX2 ジョイントアサルト (ゲームに「バラウール」が登場するが竜ではないことに留意したい。)