ノート:リンカーン記念堂

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記事の題名変更の提案

この記事の題名について、「リンカーン記念館」から「リンカーン記念堂」への変更を提案します。理由は二つあります。

第一に、Lincoln Memorialというこの施設が、日本語でいう「記念館」の概念にはあまり合致せず、むしろ「記念堂」と称するべきものであること。第二には、全国主要紙やアメリカ大使館の日本語サイトにおいても、「リンカーン記念堂」の表記が一般的で、「記念館」という表記は少数しか見られないことです。

第一の理由についていえば、この施設の中心は、リンカーンの彫像とそれを取り巻く神殿風建築、そして壁に掲げられたリンカーンの二つの演説(ゲティスバーグ演説と二度目の就任演説)であって、リンカーンに関する資料の展示を主とするものではありません。Lincoln Memorialには展示スペースはありますが、施設の中心が彫像と演説を記した銘板、それを取り巻く神殿風の建築であることは明らかです。リンカーンの彫像の後ろの壁には、"IN THIS TEMPLE AS IN THE HEARTS OF THE PEOPLE FOR WHOM HE SAVED THE UNION THE MEMORY OF ABRAHAM LINCOLN IS ENSHRINED FOREVER" つまり、「エイブラハム・リンカーンについての記憶は、この神殿に、そして彼がそのために合衆国の統一をつなぎとめた合衆国人民の心に永久に刻まれる」と書かれており、この施設が一種の「神殿」(Temple)と認識されていることが明らかです。合衆国人民の主権の座である議事堂と、ワシントン記念塔を挟んで一直線上にあるこの施設の象徴的な位置も、この施設が博物館よりは世俗的な「神殿」に類するものであることを示唆しています。これに対して日本語でいう「記念館」とは、通例ある人物や歴史的出来事を記念して、その人物や出来事に関連する資料を展示することで入場者の参考に供する一種の博物館であって、「北海道開拓記念館」でも、「司馬遼太郎記念館」でも、そうした資料群が展示の中心を占めています。Lincoln Memorial を「記念館」と訳すことは、Lincoln Memorialが日本に多数ある「記念館」に類する、展示を中心とした施設であるという誤解を与えかねないものであり不適切です。因みにWikipedia 中国語版では 「林肯纪念堂」となっています(ただし韓国語版はハングルで「記念館」との表記)

第二の理由についていえば、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞においては、ここ数十年の間、この施設を「リンカーン記念堂」と呼ぶことが定着しており(朝日新聞については不明)、「リンカーン記念館」との表記は見られません。更に、この国営施設を管理しているアメリカ政府のウェブサイト(ドメイン名.gov)を検索しても、「リンカーン記念堂」の表記が、「記念館」よりも多くなっています。

以上のことから判断して、この施設は「リンカーン記念堂」と呼ばれるのが妥当であり、記事の題名は変更されるべきと考えます。多少時期を待って、有力な反論がなければ変更させていただきます。 --お山の大将会話2015年3月17日 (火) 14:25 (UTC)[返信]

ノートへの掲載以後2か月、改名提案のページへの表示以後2週間が過ぎましたが、反論がみられないため、改名を実行させていただきました。--お山の大将会話2015年5月20日 (水) 01:45 (UTC)[返信]