ファイル:Ngano Kojima.jpg

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Ngano_Kojima.jpg(664 × 434 ピクセル、ファイルサイズ: 49キロバイト、MIME タイプ: image/jpeg)

概要

解説
日本語: 長野泰一-小島保彦の実験[1-4]。長野泰一,小島保彦らは、1940年代から、生体において抗ウイルス免疫が発現する正確な時期を知ろうとして精密な実験を重ねた[2]。

本図の実験[4]は、以下の3群のウサギ(同一種類)A,B,Cにそれぞれ、以下の投与を行った(恐らく皮下注射)後、ウイルス抵抗性を調べたものである。実験が意味をなすためには、A,B,Cのいずれのウサギもワクシニアウイルスへの感染履歴がないことが前提となる。

  • A群:粗ワクチン(ウサギのワクシニアウイルス感染組織のホモジェネートに紫外線を当て、ウイルスを不活化たものであり、動物組織成分と不活性ウイルスとの混合物)
  • B群:上記の粗ワクチンの遠心上澄(抗ワクシニアウイルス、エピトープ共に含まれていない液性分画)。
  • C群:精製された抗ワクシニアウイルス抗体。

実験の結果以下のことが判った。

  • 粗ワクチンを投与した群(実線、上記のA群)の効果のピークは注射後1日目と10日以降の二個ある。
  • ワクチンの遠心上清を投与した群(破線のB群)の効果のピークは1日目のみである。

粗ワクチンにおいて、遅い方のピークは通常の免疫効果と考えられるが、早期のピークは非免疫性の効果と考えられる(1957年)[3]。早期のピークの因子はウイルス抗原でもなく、抗ウイルス抗体でもない事が重ねて証明された(1958年)[4]。本因子は後にインターフェロンと呼ばれることになる。

  • [1]日本学士院賞受賞理由[1],[2]
  • [2] 長野泰一,後藤寿作,原東太郎「種痘免疫発現時期二関スル実験的研究」第一五回連合微生物学会記録,P142 (1941)
  • [3]Y. Nagano, Y Kojima, Compt.Rend.Soc.Bio1 148, P1700(1954).
英訳(京都大学 渡辺好彦氏による)[3]
和訳(京都大学 渡辺好彦氏による)[4]
解説(京都大学 渡辺好彦氏による)[5]
  • [4]Y. Nagano, Y Kojima, Compt.Rend.Soc.Bio1.,152,1627,(1958)
英訳(京都大学 渡辺好彦氏による)[6]
和訳(京都大学 渡辺好彦氏による)[7]
日付
原典 日本学士院賞受賞理由([8]と同等だが、HP経由以外のルートにて、利用者Tom Toyosakiがスキャンしたものである。
作者 日本学士院文部科学省の外郭団体)
許可
(ファイルの再利用)
政府広報であるため、著作権の対象外。

ライセンス

Public domain
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16 2 2014

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