猫ヘモバルトネラ症

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猫ヘモバルトネラ症(ねこヘモバルトネラしょう、英:feline hemobartonellosis)とはMycoplasma haemofelis(かつてはHaemobaltonella felisと呼ばれた)感染を原因とするネコ感染症猫伝染性貧血とも呼ばれる。ダニやノミによる媒介、創傷感染垂直感染を起こすとされ、貧血、元気消失、黄疸などが認められる。強い再生像を伴う再生性貧血が認められ、血液塗沫標本では病原体が球菌状の形態で観察される.治療にはテトラサイクリン系抗生物質が有効であるが、Mycoplasma haemofelisを完全に除去することは出来ないため、回復後のネコはキャリアとなる。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 清水悠紀臣ほか 『動物の感染症』 近代出版 2002年 ISBN 4874020747

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