Wikipedia:査読依頼/ルイス・アウヴェス・デ・リマ・エ・シウヴァ (カシアス公爵) 20180618

ルイス・アルヴェス・デ・リマ・エ・シルヴァ (カシアス公爵) - ノート[編集]

英語版の秀逸な記事となっているen:Luís Alves de Lima e Silva, Duke of Caxiasからの翻訳(先代次代テンプレートなどはポルトガル語版も参考にしています)です。苦手な引用文の翻訳が多いため、特に引用文に注目して翻訳に何かおかしいところはないかを査読していただければ幸いです。--ネイ会話2018年6月17日 (日) 16:36 (UTC)[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
【感想】 ──専門外の方による感想。
非常に長い記事の翻訳お疲れ様です。南米史はあまり詳しくないですが、単純に読んでいて分かりづらいと思った箇所、または疑問に思った箇所について、いくつか書いてみます。
  • 1808年にポルトガル王家がリオデジャネイロに到着したことでリマ家の運命ががらりと変わった
この文章で初めて「リマ家」という言葉が出てくるのですが、名前の構成要素である「リマ」が家名であることがそこまでの文章から読み取れず、理解するのに結構手間取りました。ブラジルの人名のつけかたを単純に知らないだけなのですが「ルイス・アウヴェス・デ・リマ・エ・シウヴァ」と言うとても長い人名(親族の名称もフランシスコ・デ・リマ・エ・シウヴァなど長いです)について、注釈などで簡単に説明があると嬉しいです。注釈の中身は人名#ポルトガル語圏の名前へのリンクでもいいかもしれません。
  • ポルトガルを支持したブラジルとポルトガルの軍勢はペドロの即位を受け入れず、ブラジル各地で戦闘が勃発した
前の文が「王太子ペドロは10月12日に初代ブラジル皇帝ペドロ1世として、歓呼で迎えられた」となっているために「ポルトガルを支持したブラジルとポルトガルの軍勢」の文意が非常に取りづらいです。「ポルトガル支持派のブラジル人とポルトガルの軍勢(この文章もちょっと微妙ですが)」のようにした方がいいかもしれません。
  • カシアス侯爵は優勢に乗じて、ロペスがパラグアイ首都アスンシオンの南のピキシリ川沿いで築いた新しい防御陣地への強襲を仕掛けた
後に続く文章から考えて「強襲」と言う表現はおかしいような気がします。「カシアスはロペスの防御線への正面攻撃をせず~パラグアイ軍の防御線を迂回して後ろから攻撃することができた。」と続きますが、「新しい防御陣地への強襲」とあったら、むしろ正面から迅速に突破を図ったとかそういう感じの文章が続くべきのように思います。前段の文章でウマイタを占領したのが7月、道路を完成させて背後に回ったの12月という、かなりじっくりした動作であることを考えても、「強襲」ではなく単に攻撃をかけたとかそういう感じなのではないかと思います。
  • 私はお辞儀をして、彼が欲しいのであればするが、私は首相を長く務めず、仕事と苦労で死ぬので後悔するだろうと言いました
原文と対照する限り間違ってはいないですが、日本語文としては強い違和感のある文章になっています。特に「彼が欲しいのであればするが」は完全におかしいです。若干意訳気味になりますが、「彼が望むのならば受諾するが、私は仕事と労苦によって死に、故に首相を長く務めることはなく、後悔するでしょうと言いました。」という感じではどうでしょう。あと、この引用文の訳文全体にですます調が中途半端に混在しているので、完全にそうしてしまった方がいいかもしれません。
  • 史学史におけるカシアス公爵は高く評価され、歴史家の一部は彼をブラジル史上最高の軍人と評価したほどであった。
史学史におけるカシアスという文章に違和感を覚えます。確かにen:historiographyに対応する日本語Wikipediaの記事は史学史ではあるのですが、史学史というのは基本的には歴史学の学説史であるとか、歴史記述の変遷史とかの意味合いで使われる言葉であるので、「史学史におけるカシアス公爵は高く評価され」ではカシアス公爵が歴史の研究を行っていたように読めてしまいます。あくまで軍人として歴史上高く評価されていたのだという話であれば、「歴史家たちの間では」とか、「歴史叙述においては」というような意味合いなのではないかと思います。
以上、参考になる点があれば幸いです。--TEN会話2018年6月29日 (金) 15:01 (UTC)[返信]
査読していただきどうもありがとうございます。1件目は冒頭に{{ポルトガル語圏の姓名}}をつけることにしました。それ以外はTENさんのコメントを採用しました。--ネイ会話2018年7月2日 (月) 09:08 (UTC)[返信]
【その他】 ──表記・文体など
José Joaquim は父親の弟ですので日本 (語)では「おじ」は「叔父」になります。ただ、ブラジルでは伯父と叔父の区別はなさそうな気がします。それと、Wikipedia:外来語表記法/ポルトガル語に違和感があると申し上げていた件ですが、典拠として示されている『ポルトガル語発音ハンドブック』を確認しましたが、184~185頁に「語末の「暗いエル」が、ブラジルでは母音化することがあるが、「ウ」、「ゥ」を用いず、伝統的な表記方法で「ル」と表記する」とあります。とりあえず。Takabeg会話2018年7月2日 (月) 12:20 (UTC)[返信]
返信 Takabegさんにより外来語表記法が修正された後、特に反対も無い模様ですので改名提案を提出いたしました。本査読依頼は改名提案が終わるまで開いておくとします。--ネイ会話2018年8月19日 (日) 14:27 (UTC)[返信]
報告 改名提案が終わりましたので、本依頼も終了としましょう。--ネイ会話2018年9月1日 (土) 03:48 (UTC)[返信]