Wikipedia:井戸端/subj/一次資料と二次資料

一次資料と二次資料[編集]

いまさらですが、一次資料と二次資料の線引きを教えて下さい。どうも分野とかによって、使われ方が違うらしいのです。

以下のアからキを、一次資料と二次資料に分類して下さい。

ア 歴史上の人物の記事における、研究者の著した当該人物についての本/ イ 数年前に起きた事件の、当時の新聞報道/ ウ 家電製品の記事における、当該業界について専門とする雑誌が、発売当時に当該商品を取り上げた記事/ エ 現在のメーカーの記事における、当該業界について専門とする雑誌が当該メーカーに取材した結果書かれた記事/ オ 現代のメーカーの記事における、当該メーカーのHP/ カ 歴史上の事件の記事における、紙媒体の百科事典/ キ 特定の化学物質の記事における、研究者がその化学物質について発表した論文

さらに、一般的な学術研究では一次資料を読み込むことが必須なのに、なぜウィキペディアでは二次資料が重視されるのかもご説明頂けると助かります。--麺食い娘 2010年9月30日 (木) 09:16 (UTC)[返信]

コメント 分野や使われ方によって、一次資料か二次資料かは変わります。例えば、その論文の発表した内容について書くなら、それは二次資料ですが、その分野の論文の統計データをとるために使うのであれば、それは一次資料でしょう。ですから、そのアからキまでをここで分類し回答することは意味がない(不可能)だと思われますので、私からは何も申し上げません。不安でしたら、その記事のノートやその記事に関係するPJで聞くことをオススメします。一番最後の質問に対しては明確な回答が存在し「ウィキペディアは学術研究ではないから」となります(ウィキペディアは三次資料であり、二次資料を作ってはいない)。--青子守歌会話/履歴 2010年9月30日 (木) 09:27 (UTC)[返信]
なぜウィキペディアでは二次資料が重視されるのか
一つには青子守歌氏の言う通り、wikipediaは百科事典であり、百科事典は三次資料だからです。三次資料は二次資料から作るものであり、一次資料からは作れません。Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは独自の考えを発表する場ではありませんので、一次資料から何かを書くことが出来ないのです。
もう一つとしては、二次資料の豊富さが特筆性の「客観的な」判断基準にもなるからです。Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは情報を無差別に収集する場ではありませんので、特筆性の有無を判断しなければなりません。しかし、特筆性の有無を客観的に判断することは難しいことです。ですが二次資料が豊富であれば、誰にでも特筆性があることが理解できます。
世界最狂の魔法使いCray-G 2010年9月30日 (木) 09:54 (UTC)[返信]
 端的にいうと、一次資料=原著(論文)、二次資料=解説・紹介論文、三次資料=一般書、という風に私は理解しています。従って、アは二次資料、イはスクープ記事なら一次資料、ウは雑誌の専門性が非常に高度であれば二次資料、エは二次資料(この場合の一次資料はメーカー発の文書)、オは一次資料、カは三次資料、キは新規性があれば一次資料と、私なら理解します。あくまでも個人的な所感です。あと、ウィキペディアで二次資料が重視される理由は、文献を参照する目的を考えればわかります。文献を参照する目的は、記述に権威付けをすることです。原著(一次資料)は査読を受けているとはいえ、玉石混淆です(全く注目されない非一般論である可能性が大)。ウィキペディア(百科事典)は一般論を中心に記述する場ですから、より一般論や定説となっている可能性が大きい総説や解説論文(二次資料)の方が、ウィキペディアでは尊重される、と、私は理解しています。あくまでも個人的な所感ですが…。--Akaniji 2010年9月30日 (木) 12:51 (UTC)[返信]
コメント 簡単に言えば、一次資料とは、科学分野なら、実験データや観測データそのもの、歴史分野なら、当時の書簡や器物、遺跡に刻まれた文書またはその写真のたぐいです。事件なら目撃証言や現場の写真などです。
二次資料とは、科学分野なら、新規性があろうがなかろうがデータに基づいた論文です。歴史においても同じです。事件なら新しくても古くても新聞記事、週刊誌などのニュースです。二次資料には必ず資料を分析評価した人と発信元があります。ウィキペディアではもっぱら二次資料に頼っていますので、記述がどれだけ信用できるかは、分析者と発信元にかかってきます。 ウィキペディアにおいて一次資料を扱う時は、エディターによる評価を避けて行います。 具体的にはエディターは何々の論文に掲載されたグラフとか、何々事件を写した写真というところまでは記述可能だし、何々書簡の文章の引用をする事は許されていますが、「年々温暖化が進んでいることを示すグラフ」だとか、「ブレーキ跡のない衝突現場」とか「急を告げる誰々の書簡」とかのコメント類は書くことはできませんし、一次資料が信用できるかどうか意見が分かれる事もあったりします。 
三次資料とは、科学者や歴史家の論文を要約したニュースだったり、科学者や歴史家の著書を元に出版された本。辞書辞典の事です。 ア・ウ・エ・キは殆どの場合信用できる二次資料。イは二次資料。オは一次資料。カは三次資料です。それぞれの信用度については研究者や発行元の権威を分析する必要があります。--Gyulfox 2010年9月30日 (木) 16:50 (UTC)[返信]