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「日本の書評」の問題点

検証対象の記述
  1. 日本の書評は欧米のそれを移入したものであるが、以下のような点で、特に新聞での書評の場合、問題点が指摘されることがある。「読者におもしろい本をおもしろく紹介する」という書評の根本的な目的から考えた場合、弊害となっている部分は多い。
    * 書評文の分量が少ない。それゆえに単純にほめるか、問題点を指摘するだけの書評になりがちで、評者の意を尽くした内容になりにくい。
    * 多くの場合、書評委員の複数の推薦がなければその本を取り上げることができない。慎重に選べるという利点もあるが、書評者の独自の観点が生かされない結果に終わることも多い。
    * 発表媒体の干渉が強い。特に対象となる書籍の選択の時点で、自社の刊行物を暗に押すことが多い。また媒体の論調から大きく外れた本が好意的に紹介されることはあまりない。
    * 書評文そのものの芸を尊重しない。「おもしろい本」を推薦するのには熱心であるが、それを「おもしろく紹介すること」には情熱がうすい。ただしこれには分量の問題も大きく影響している。
    * 全体的に紹介のタイミングが遅い。各メディアの書評委員会のもとには発売に先立って献本があるにもかかわらず、発売と同時に書評が掲載されることは決して多くない。
    * いわゆる文芸時評の伝統のせいか、特に小説家文芸評論家が書評者となった場合、推薦する本が文芸書に傾きがちな傾向がある。また一般的風潮として、文芸書以外の書物が軽く扱われる傾向がいまだに強い。
    * ベストセラーばかりを追いがちである。
    * 新刊単行本が中心になりがちで、文庫新書があまり重視されない。
    * いわゆる活字中心で、漫画美術書写真集などが登場する機会が少ない。
    --書評 2011年11月7日 (月) 15:50<UTC>の版
依頼内容
書評を読んでいる方の実感としての記述であろうと考えられますが、出典を伴った記述にしたいと思っています。「日本の書評についての問題点」を指摘する出典による検証をお願いします。--リネン 2011年12月9日 (金) 10:44 (UTC)[返信]
検証結果