Wikipedia‐ノート:著作権侵害を避けるための注意点

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"余りに詳細な要約も著作権(翻案権)の侵害となりえますので注意してください"とありますが、これは誤解を与える表現だと感じます。重要なのは詳細かどうかではなく、原文が持つ本質的特徴を新たな文章から直接感得させるかどうか、そして、それが創作性を有するものかどうか、です。詳細な文章ならば、必然的にその可能性も高くなるでしょうが、たとえシンプルな文章であったとしても、原文が持つ創作的な表現(具体的な言葉の選択などに留まらず、論理の展開方法なども含みます)を再現したらならば、翻案権の侵害になり得ます。現に江差追分事件で争われた文章も数行程度のごく短い文量でしたので、たとえ「余りにも詳細」とは言えない文量であったとしても、それ以上の文量を用いれば、それだけ翻案権侵害に問われる危険性は高くなります。そして、基本的に要約とは、原文が持つ本質的特徴をなるべく損なわずに比較的短い文章に移し替えることなので、著作権の解釈では要約は一般的に翻案であるとされています。ですので、原文からは単純な事実や要旨のみを抽出して独自の言葉で表現し、著者独自の論理展開などを要約で再現しないように注意を促すのが良いと思います。--157.192.52.162 2016年10月11日 (火) 14:41 (UTC)[返信]

そうですね。初心者向けに書いたので、大雑把であることはわかっていながらもそのように書きました。「出典の表現上の本質的特徴を直接感得できるような要約も著作権(翻案権)の侵害となりえますので注意してください」と書いても意味わからんだろうなと思って。要約という言葉も同様に一般的感覚にもとづく意味――「要点を短くまとめる」程度の意味――で使いました。著作権議論上で「要約」は翻案の一種として解釈されるということを既に知っているほどのレベルの人が読むなら、この文書を読んで「要約(=翻案)しても大丈夫なんだ」と誤解することはないと思ったんですが。う~~む。著作権の知識を持たない人向けに書きたいのであまり小難しくはしたくないとは思っています。
翻案を避ける上で出典独自の論理の展開方法を再現しないのが大事な点の一つというのはおっしゃる通りで、本文中でもその点にもう少し触れるように改良してみたいと思います。ただ、WP:ORの方針上「○○である。したがって、□□である」といった狭義の論理展開をウィキペディア編集者が書くことはできないので、個々の表現の同一性に加えて、翻案上においてさらに再現しないように気を付けるべきはもう少し広い意味での「話の流れや構成」「話題の選択や並び」というものになるのかな。狭義の論理展開を出典から書くときは、アイデアそのものが共通するに過ぎないといえるレベルに簡潔化するか、いっそ引用するか。--Yapparina会話2016年10月12日 (水) 12:53 (UTC)[返信]
要約が著作権違反となる可能性があることは、「余りに詳細な」という言葉を用いることなく、シンプルに伝えた方が良いのかなと思います。車の運転に関しても「余りにも法定速度を超えて運転してはなりません」とは書かず、「法定速度を超えてはなりません」と書くはずです。もちろん現実的には法定速度を超えて運転することは多々あり得るのですが、まずは大前提として「法定速度を超えてはならない」という正しい認識があり、それをしっかり踏まえた上で、周囲の状況や社会常識と鑑みて適切な速度で運転するのだと思います。著作権に関してもそれは同様で、どういう文章を書けば著作権を侵害する可能性があるのかを、まずは正しく認識し、その上で、どの程度ならば問題にならないのかを各自が判断する必要があると思います。
私の案ですが「原文が持つ表現上の本質的特徴を再現しないように注意して下さい。たとえば、原文を知る人が読んだ場合に、「これは原文の言葉を別な言葉に起き変えたり要約したものだ」と感じられるならば、著作権違反に問われる可能性があります。」と書くのはどうでしょうか。ご参考までに。--157.192.52.162 2016年10月15日 (土) 02:11 (UTC)[返信]
はい。IPさんの意見も参考に、言い回しも含めてそう遠くない内には手を入れたいと思います。翻案に相当するものの表現としては、加戸の逐条講義のようにカタカナ語で「ダイジェスト」もイメージを共有しやすそうでいいかなあ等と色々思案しています。--Yapparina会話2016年10月17日 (月) 12:11 (UTC)[返信]
コメント 横からすいません。著作権と自分の言葉で書くの狭間で混乱するのが初心者だと思います。『周囲の状況や社会常識と鑑みて適切な速度で運転する』事ができたら既に若葉マークを卒業しているドライバーで、初心者マークがついている間は『「余りにも法定速度を超えて運転してはなりません」』といった丁寧な言い回しのほうが自動車運転では適切では無いかと思います。
同様の事が著作権についても言えるのでは無いでしょうか?『少しでも不安に感じたら、適切な形での引用に切り替えましょう。』というのが私の過去の反省も含めて、初心者にはわかり易いと思います。あくまでも私見です。--Earthbound1960会話2017年1月16日 (月) 22:57 (UTC)[返信]

ショートカット追加の提案[編集]

現在、このページには「WP:AVOIDCOPYVIO」というショートカットがありますが、ちょっと長い気がします。ですので、新たに短めのショートカットを追加してはいかがでしょうか。具体的には、「WP:AFC」(AFC=Advice for copyrightの略)みたいな感じではいかがでしょうか。なお、以前にも一度作成しましたが、独断での作成ではないかとのご指摘を受けて差し戻させていただきました(ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした)。--ミランブラジル (会話 | 投稿記録) 2017年1月9日 (月) 08:06 (UTC)[返信]

こんにちは。私の意見としては、どちらでも結構だと思います。賛成に抵抗があるのは、WP:AFCが英語版ではen:Wikipedia:Articles for creationで使われているので、もし将来日本語版で同ページが作られたときに、そのショートカットを占有してしまってていいのかな?という点があるためです。現行のショートカットは英語版で使われてないものを採用して、3レターコード系も将来的にかぶってしまう可能性があるため避けました。ミランブラジルさんあるいは他の方の判断にお任せします。--Yapparina会話2017年1月10日 (火) 13:48 (UTC)[返信]
コメント あ、確かに英語版に同じショートカットがありますね。私の調査不足でした、申し訳ありません。でも確かにこれだと、en:Wikipedia:Articles for creationを翻訳した時に紛らわしい事になりそうですね…。となると…ちょっと長めですが、「WP:AFPOCI」(Advice for prevention of copyright infringement)みたいな感じではどうでしょうか?--ミランブラジル (会話 | 投稿記録) 2017年1月12日 (木) 05:58 (UTC)[返信]
うーん。私としてはさらにもう一つショートカットを取得するほどの必要性を感じないので、特に賛成はしません。一方で、短めのショートカットも欲しいという意見は、それはそれで理解もできるので反対もないです。つっけんどんな意味ではなく、本当に、ミランブラジルさん(あるいは他の方)に判断をゆだねます。--Yapparina会話2017年1月14日 (土) 15:03 (UTC)[返信]

取り下げ 確かに、今の段階でSCが必要かどうかは疑問なので、Yapparinaさんは判断を委ねるとおっしゃっていただきましたが、一旦今回は取り下げとさせていただきます。もし今後私のようにSCがちょっと長い気がするなー、って思った方が出てくれば、その時は過去にこういう案があった、っていう参考になればいいと思います。Yapparinaさん、コメントをいただきありがとうございました。--ミランブラジル (会話 | 投稿記録) 2017年1月18日 (水) 16:39 (UTC)[返信]

言い換えで記事を書かせるのは不適切[編集]

現状「自分の言葉で書く」は、

  1. 文献の記述を自分の言葉で言い換えながら書く
  2. いったん何も見ずに文章を作り、後から文献と整合を取る

の順となっています。しかし、この私論を読む程度の書き手に、適切な言い換えができるとは思えません。後で文献と整合→言い換えながら書く、の順にするか、言い換えを推奨するのをやめた方がよいと思います。

言い換えながら書く、という書き方で、著作権の観点でも百科事典の記述としての観点でも問題のない文章を書くのは、実は難しい作業です。単に単語単語が同義語・類義語で置き換わっている、というレベルでは、著作権侵害が避けられるとは言えませんし、言い換え主体で文章を考えると文献の主張とは別の意味になってしまうこともあります。では言い換えとはどういうものなのか、と内部リンクされているパラフレーズを読むと、Verbum dicendiなどという暗号が出てきて、かえってわからなくなります。この私論を読んだ初心者は、「なんだかわからないけど、とにかく別の言葉にすりゃいいんだろ」と結論づけて、このあたりでこの私論を読むのをやめてしまうでしょう。

この私論を書いてある方は、どうしても言い換えを促したいのであれば、言い換えに成功しているとは言えない事例をもっと見るべきだと思います。最近私が見た事例ですと、Wikipedia:コメント依頼/小者による剽窃の書き手は、文献の理解が不十分で、文献の記述と違う意味になるような言い換えをしばしば行なっています。今日見た佐々木到一には「顕著に出向く」という奇妙な表現が出てきますが、これは参考文献の『日本陸軍と中国』では「頻繁に出向く」と書かれている箇所です。この記事は「支那通」という単語が説明もなく唐突に出てきて違和感があるのですが、『日本陸軍と中国』と読み比べるとただ文献から持ってきただけだとわかります。

著作権侵害を避けるための注意点、という題なのですから、このようにうまくいっていない事例に目を通さないと、どう注意したらいいか、なんてわからないと思います。--西村崇会話2021年5月8日 (土) 17:47 (UTC)[返信]

創作性と著作権[編集]

創作性があるものを一部であれ転記すれば、著作権に違反するというようなことはありません。適切な引用であれば、創作性があろうと著作権上正当な行為です。また、逆に、部分的な「丸写し」をさけるために、「てにをは」を変えたり、語順を変えただけのものは、逆に著作人格権中の同一性保持権のに違反します。--Kanehiro会話2022年12月20日 (火) 23:24 (UTC)[返信]