Trinity (デスクトップ環境)

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Trinity Desktop Environment
最新版
R14.1.1 / 2023年10月29日 (6か月前) (2023-10-29)
最新評価版
14.1.0 Development / 2016年2月28日 (8年前) (2016-02-28)[1]
プログラミング
言語
C++ (TQt)
対応OS Unix系
対応言語 多言語対応
種別 デスクトップ環境
ライセンス GPLなど
公式サイト trinitydesktop.org(英語)
テンプレートを表示

Trinityデスクトップ環境TDE)は、KDE 3.5のフォークで、KubuntuがKDE Plasma 4に移行したのちにKubuntuのリミックス版を調整していたTimothy Pearsonによって組織され、主導された[2]。プロジェクトは、バグの修正、機能の追加、最近のハードウェアとの互換性のあるリリースを続けることを目標としている。TrinityはDebianFedoraUbuntuなどの様々なLinuxディストリビューションのためのパッケージが用意されている[3]。また、少なくとも2つのLinuxディストリビューション(Q4OSとExe GNU/LINUX)で、デフォルトのデスクトップ環境として使われていた[4]。3.5.12からは、自らフォークしたTQtとして知られるQt 3のフォークを用いている。

リリース[編集]

Trinityの初期のリリースにおいては、バージョン付けのスキームはKDE 3.5のそれをベースにしていた。R14.0リリースは新たなバージョン付のスキームを導入したが、これはKDEにバージョン番号のみで比べられるのを避けるとともに、新しいテーマの導入のためであった[5]。この新しいテーマは"KDE Lineart"に基づく。

これに先立ち、Trinityは、KDE 3.5のテーマと、"KDE 3.5"のブランディングを"TDE"ブランディングに置き換えるなどして維持した[6]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Archived copy”. 2016年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月29日閲覧。
  2. ^ Byfield, Bruce (2012年6月29日). “Trinity KDE: KDE 3 Zombified or Resurrected?”. Datamation. QuinStreet Inc.. 2012年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月3日閲覧。
  3. ^ Trinity Desktop Project. “Trinity Desktop Environment”. 2012年11月3日閲覧。
  4. ^ Smith, J: “DistroWatch: Exe GNU/Linux”. DistroWatch. Copenhagen, Denmark: Unsigned Integer Limited (2017年8月26日). 2017年9月8日閲覧。
  5. ^ Trinity Desktop Environment R14.0.0 Released!”. trinitydesktop.org. 2017年8月17日閲覧。
  6. ^ KDE - Clipart” (英語). www.kde.org. 2017年8月17日閲覧。

外部リンク[編集]