鹿賀駅

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鹿賀駅
ホーム(2008年1月)
しかが
Shikaga
石見川越 (3.5 km)
(3.1 km) 因原
地図
所在地 島根県江津市桜江町鹿賀[1]197
北緯34度57分47.18秒 東経132度26分45.56秒 / 北緯34.9631056度 東経132.4459889度 / 34.9631056; 132.4459889 (鹿賀駅)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 F 三江線
キロ程 25.8 km(江津起点)
電報略号 カカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[2]
乗車人員
-統計年度-
2人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1949年昭和24年)11月15日[3]
廃止年月日 2018年平成30年)4月1日[4]
備考 無人駅[2]
路線廃止に伴う廃駅
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鹿賀駅(しかがえき)は、島根県江津市桜江町鹿賀にかつて存在した、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線[2]廃駅)である。

歴史[編集]

年表[編集]

地名の由来[編集]

江の川の川原に立地し、「敷処シキカ」の転で、川原敷を開拓したところだという[6]

駅構造[編集]

廃線後の駅入口。待合室は残存していた(2019年9月)

浜原方面に向かって右側に、1面1線の単式ホームを持つ地上駅停留所)であった[1]浜田鉄道部が管理する無人駅で、ホーム上に待合室兼用の駅舎があるのみであった。乗車時は、直接ホームに入る形状になっていた。なお、自動券売機等の設備はなかった。駅全体は若干カーブしていた[2]

2019年(令和元年)11月末時点で、当駅の旧駅舎(待合室)は老朽化に伴い撤去されていた。一方、ホームや当駅附近の線路は、廃駅当時のままであった。

利用状況[編集]

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は34人、1984年度は59人だった。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 15
2000 17
2001 8
2002 10
2003 11
2004 10
2005 11
2006 12
2007 12
2008 11
2009 9
2010 6
2011 6
2012 6
2013 4
2014 3
2015 2
2016 2
2017 2

駅周辺[編集]

駅周辺(2019年9月)

やや開けていて、田畑がある。

バス路線[編集]

以下のバス路線がある(2022年4月1日現在)。

その他[編集]

  • 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目名にちなんだ「道返し」(ちがえし)の愛称が付けられていた。駅前にある春日神社が、神楽に登場するタケミカヅチを祀っていることにちなむ[1][2][9]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
F 三江線
石見川越駅 - 鹿賀駅 - 因原駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、245頁。ISBN 978-4-906794-90-4 
  2. ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、21頁。 
  3. ^ a b 「日本国有鉄道告示第153号」『官報』1949年11月14日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ a b 近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
  5. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。 
  6. ^ 『コンパクト版日本地名事典』、吉田茂樹著、新人物往来社、1991年
  7. ^ コインレストランかわもと”. おおちじかん. 江の川流域広域観光連携推進協議会. 2022年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月12日閲覧。
  8. ^ a b 江津市バスマップ 江津市
  9. ^ 三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 鹿賀駅”. JR西日本. 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
  • 鹿賀”. ぶらり三江線WEB. 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。